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チェロ練習 純正5度の調弦 裏技の開発 [チェロ]

コルグのオーケストラルチューナー買えば、ほぼ純正5度も合わせられると思いますが、±1セントの精度なので、最後はやはり自分で微調整しなければいけないでしょう。

定額給付金をもらうまで買えませんので、今持っている安物の電子チューナー(クロマチック)を補助にして純正5度調弦にトライしてみました。

13349.jpg写真はイメージです。まだ買っていません。

ペグでグゥイーンと重音でやればいいのですが、安物の楽器のペグではなかなかスムーズに回せません。キュッと回しすぎると弦を切ってしまいそうで怖いです。

そこでA線を合わせた後に、D線をチューナーを見ながらゆっくりとでC#~Cくらいまで下げます。

こうしておけば、指でナットの辺りからD線上を滑らせながらA線とD線を重音で弾けば純正5度の和音が簡単に探れます。

指の押さえを糸巻きの代わりにするのです。

このときの重音を今後のためによく覚えておきます。

またD線のみの音程でチューナーのこの時の目盛りをよく覚えておきます。大体平均律のDの-2セントくらいになるはずです。普通のチューナーは5セント単位の目盛りですので大体でよいと思います。

今度はまたペグをゆっくり回して先ほどのDの-2セントくらいに近ずけます。その後アジャスターも使って重音を弾きながら微調整します。最後はハーモニクスで仕上げます。以下G、C線も同様にします。ただし、G線は-4セント、C線は-6セントになります。

頭の良い方ならお気づきでしょうが、最初からチューナーでD、G、Cをそれぞれ-2、-4、-6セントに合わせておいて微調整すればよいのですが、やはり、重音とハーモニクスで調弦できるようになるための訓練だと思っています。

このやり方で安全に純正5度の調弦がなんとか出来る様になりました。

この方法はチューナーの5セント単位の目盛りで-2、-4、-6セントを読まなければならないので少しやりにくいです。

そこで、もっと簡便な方法は、この前購入した電子キーボードのチューニング機能で+5セントにするとチューナーで測るとA=442Hzになります。以下+5セントからA=+5、D=+3セント、G=+1セント、C=-1セントに調節しながらそれぞれ実音で合わせると、A=442Hzで開放弦を純正5度に簡易的に合わせる事ができます。後はハーモニクスで微調整すれば完全です。

この方法ですと、開放弦が平均律で合わせてあれば、ペグを使わずアジャスターの微調整で純正5度が得られるので便利です。

7andy_31706669-1.jpg

ヘマン女史の「弦楽器のイントネーション」を読んでみると、簡単に言いますとヴァイオリン(チェロも同じだと思いますが)では和声は純正で、旋律はピタゴラスでと書いてあります。少々頭が混乱しております。まだ斜め読みなので、今週よく読んでみたいと思っています。

この辺のことは先生に教えて頂けばよいのですが、まずは自分で理解しておきたいと思っています。


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extraway

こちら今日、定額・・・・・の申請書なるものが、きました。これ、辞退もできるんですね。なんとも、言い難い選択が求められているというのか。
Tさんのこうした方面の関心、こちらは感心するのみですねえ。これだけの音へのこだわりがあれば、それは・・・・・・・・納得できる処に行けるんだろうな、と。
by extraway (2009-04-13 20:29) 

スザンナ

A線を442に合わせた後、重音の響きでチューニングしています。これって、、、アナログ過ぎなんでしょうか?(^_^;)
by スザンナ (2009-04-13 21:50) 

nyankome

ギターを弾いていたときには音律なんて気にしなかったのに・・・不思議なものです。
フレットのない楽器は自由度も大きい代わりに自分の耳が頼りですね。
by nyankome (2009-04-13 22:29) 

たこやきおやじ

extrawayさん

今日、私にも市役所から来ました。定額給付金は、個人消費による景気対策ですから、辞退される方は自腹で消費しないといけないのではないでしょうか。(^^;
by たこやきおやじ (2009-04-14 15:04) 

たこやきおやじ

スザンナさん

いえいえ、それが正統派です。

私の楽器はペグの調子が悪いようで、一度先生も私の楽器の弦を切られたことがあります。大ベテランの先生が弦を切ってしまうのですから私がやったら何本切てしまうことやら。

いい楽器を買ってもらったら、今から、重音で調弦できるようには準備はしておきますが、それまではチューナーで十分だと思っています。
by たこやきおやじ (2009-04-14 15:12) 

たこやきおやじ

nyankomeさん

「弦楽器のイントネーション」のヘマン女史は、一応純正律、平均律、ピタゴラスの音律のセント値の表は出していますが、解説の楽譜上ではではこの音は高め、低めなどとしか書いていません。どのくらい高め、低めなのかは結局は演奏者の耳が重要だそうです。

また、子供のヴァイオリンの初心者がピアノの伴奏付きで平均律の音階が何週間か(忘れました)でものに出来ない子は、ヴァイオリンをあきらめてピアノに転向した方が良いと言っています。

私なんぞはもう1年以上平均律でも練習しておりますが、60前のオヤジでは手遅れなのでしょうか。(^^;

ギターの調弦を5フレットと7フレットのハーモニクスで調弦すると開放弦は純正4度になってしまいますね。最近気がつきました。何十年も高音が少し変だと思いながら適当に微調整してきた自分の不勉強さが悔やまれます。
(^^;
by たこやきおやじ (2009-04-14 15:33) 

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