太平洋の奇跡 フォックスと呼ばれた男 [映画]
先週の土曜日に、めずらしく家内が「戦争映画」なのに観に行きたいと言いましたので大宮のマイカルに観に行きました。
ドン・ジョーンズ著の『タッポーチョ「敵ながら天晴れ」大場隊の勇戦512日』が原作です。私はずいぶん昔ですがこの本を読んで感動した記憶があります。
家内の感想としては映画としてはいまいちとのことでした。
私としては、約2年近くも小さな島の山の中で米軍を翻弄し続け、フォックスと呼ばれた理由の描写が足りないと思いました。
日本の戦争映画にありがちなのですが、この映画も日米両軍ともに銃の持ち方、構え方、撃ち方が素人ぽくて興ざめさせられます。
「のだめカンタービレ」の出演者の、それらしくやるには銃を撃つ演技よりはるかに難しい、楽器演奏の演技を見習うべきでしょう。
またCG以外での大道具が戦車の残骸1台と米軍のカマボコ兵舎とジープ数台、ドラム缶多数で、サイパン島の激戦を物語るには寂しい限りです。この辺も、もっとCGとかで何とかならなかったのでしょうか。
しかし、この映画は私の様なマニアックな人間ではない普通の人が観れば十分感動できる映画だと思います。
コメント 0