天地真理のレコードをSHURE M97XEで聴いてみまし [オーディオ]
普段はDENONのDL-103のMC型カートリッジでレコードをかけています。SHUREは
4年くらい前に購入してから天地真理のレコードは一度も聴いていないので、少し面倒
なのですが、トーンアームのバランス調整や針圧調整を慎重に行って聴いてみました。
針圧は標準の1.25gで始めて、1.35gあたりが良い感じでした。ウエイトのメモリは
0.25g刻みなのでおおよその値です。アームのウエイトは0.1~2mm動かしただけで音が
変わります。何度も繰り返し試聴し最適な針圧を見つけます。
また、カートリッジを付け替える時、アームのネジを適当に絞めるのでなく、シェルに
小型の水準器を載せてシェルの水平すなわち針の盤面に対する垂直を確保することが大切
です。勿論プレーヤー自身の水平は水準器を使って、これでもかというぐらい水平を取っ
ておくことが重要です。水平が確保されていないプレーヤーでレコ-ドを聴いてもろくな
音はしません。レコ-ド再生において水準器は必需品です。(^^;
真空管プリからマランツM-CR611のアナログ入力につないで、ソニーのヘッドフォン
MCR-CD900STで試聴してみました。
比較のためのDL-103はほぼMAXの2.75gをかけていましたが、少しかけ過ぎの感じも
あったので、今回は標準の2.5gから始めて、ウエイトを調整して2.6g前後が良い感じ
です。これで比較試聴してみました。ステップアップトランスはDENONのAU-320です。
MMとMC型の音の違いと言うよりは、帯域幅がかなり違うと感じました。M97XEは
広帯域でなめらかな音ですが、明瞭度が高く、ドラムなどの立ち上がりが大変良いです。
M97XEと比べると相対的にDL-103は中低域に凝縮した躍動感のある感じの音です。
どちらが良いのか大変迷います。
天地真理のレコードを聴く限りでは引き分けです。天地真理の歌声、伴奏楽器の音など
それぞれ少し印象は異なりますが、どちらもレコードに録音された音を余すことなく表現
していると思います。クラシックだとまた別の感想になるかもしれませんが。
M97XEは現行価格でDL-103の半分ぐらいの価格ですので、今後予備のカートリッジを
どう揃えておくか悩む所です。(^^;
おそらく、カートリッジに必要な電気的機械的特性はM97XEがDL-103を上回っている
ような気がします。音質、音色とは話は別ですが。(^^;
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