何故天地真理のアルバムLP「恋する夏の日」だけSX-74なのでしょう [オーディオ]
今更こんな事を書いても、意味がないのかもしれませんが。(^^;
天地真理のLPレコードはファーストアルバム「水色の恋/涙から明日へ」と2作目の
「小さな恋/ひとりじゃないの」はSX68というノイマン社のカッティングマシンで作られ
ています。真空管式のドライブアンプは名球TELEFUNKENのEL-156が使用されていたと
書かれている物を見た記憶があります。
昭和46年12月 SOND66077「水色の恋/涙から明日へ」SX68
「水色の恋」と「虹をわたって」とでは何故か、数dB、アンプのボリュームで1~2
ステップくらい録音レベル(音の大きさ)が「虹をわたって」から上がっています。以降
は大体同じです。
昭和47年6月 SOLL 5 「ちいさな恋/ひとりじゃないの」SX68
次からSX68MARKIIになるのですが、SX68カッターヘッドはそのままでドライブアンプ
がトランジスタアンプに変更されました。マニアの間では真空管の方が良かったという
ような論争があった気がします。
昭和47年9月 SOLL 12 「虹をわたって」SX68MARKII
昭和47年12月 SOLL 27 「明日へのメロディー」SX68MARKII
昭和48年4月 SOLL 32 「若葉のささやき/さよならだけ残して」SX68MARKII (写真は全て他からお借りしました)
昭和48年9月 SOLJ 77 「恋する夏の日」SX-74
SX-74ではドライブアンプが1kWの出力になり、カットした盤に直接メッキすると書いて
ありました。当時私は、まだ1973年なのに、何故SX-74なのかと疑問を持った記憶があり
ます。また、この後は売れている人のレコードが優先してSX-74で作られる物だと思って
いました。しかし、「恋する夏の日」以降1枚も天地真理のLPはSX-74で作られなかった様
です。この頃はまだ「売れていた」のに、何故なのでしょう。天地真理のレコードに使わな
いで、誰のレコードに使われたのでしょう。私に分かるわけがありませんが。(^^;
昭和48年12月 SOLL 55 「空いっぱいの幸せ」SX68MARKII
昭和49年6月 SOLL 73 「海と恋とTシャツと」SX68のマークも無し
昭和49年12月 SOLI 1~2 「天地真理オン・ステージ」SX68MARKII
以後SXの記述は無くなりました。レコードの商品差別化にならなくなったからでしょうか。
この後の昭和50年「小さな人生」や昭和51年「私は天地真理」昭和51年「童話作家」
は以前に比べると音が良くなったと感じます。この頃にはもうSX-74で皆作っていたので
しょうか。
SX-74の「恋する夏の日」のLPを今日聴いても、周波数特性、ダイナミックレンジ等は、
聴感上、明らかにSX68MARKIIよりも優れています。(私の耳では)(^^;
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