D種接地 [オーディオ]
一般家庭に引かれている大地アースは、D種接地と言うのだそうです。
この前は真空管アンプで、しかもアース端子が付いていました。では、半導体アンプでは
どうなのでしょうか。私の持っているマランツのM-CR611はアース端子等付いていませ
ん。しかし、ラインアウトをRCAケーブルで真空管差動ヘッドフォンアンプに繋いでいる
ので、このケーブルのコールド側で大地アースに繋がっています。
この前録画した、ヤンセンとガッティ指揮ロイヤル・コンセルトヘボーのブルッフのVn
協奏曲や、マーラーの第1番「巨人」を聴いてみました。勿論ハイレゾ「強」です。
ひょっとすると、真空管アンプはもういらないかもと思わせるような良い音質になり
ました。勿論真空管アンプの音も良くなりましたが、半導体アンプとの差が大変少なく
なったと思います。
高域が自然にのびのびして、オーケストラのダイナミックレンジが感じられます。ティン
パニーやコントラバスがコンサートホールで聴くような感じの音です。
ちなみに、スピーカーのフレームもアースしてみました。昔やったことがあるのですが、
効果はわかりませんでした。今回は効果が良くわかりました。
大地と、オーディオアンプのアース回路の間には電位差があるので、ケース内部に引き込ま
れたAC100V線や電源トランスのコイル等が浮遊容量を介して特に高域の音声信号を汚して
いると考えています。もし測定できれば、その差は、おそらく極僅かな値かもしれません
が、40数年間この差が私には納得出来ませんでした。
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