しつこいですが、オーディオの迷信 インサイドフォースキャンセラー編その2 [オーディオ]
この前は、摩擦力によりインサイドフォースFsinφという力が働くという事を書きました。
では実際にちゃんと働いているのかを私の持っているSME3012Rで計算してみました。
アームの支点回りのモーメントを計算してみました。DENONのDL-103の針圧は2.5g
です。
FLsinφ=μNLsinφ
μ=0.3 N=2.5gw L=30.9cm φ=17.6°を代入して計算するとモーメントは約7gw・cm
となります。
一方、インサイドフォースキャンセラーは針圧2.5gの時は支点から約1.8cmの所に4.5gの
重りを吊るすので「キャンセルモーメント」は約8.1gw・cmです。これで16%の誤差
です。さらに、Lとキャンセラーには少し角度があるので大体cos15°前後なので0.97をかけ
ると、7.9gw・cmとなり約13%の誤差になります。大体は釣り合っていると言えるのか
ちょっと誤差が大きいと言うべきかは私には分かりませんが...。(^^;
試しにインサイドフォースキャンセラーのモーメントが少し大きいので針圧を2.7位gに
してやると左右のバランスが良くなりました。さらに試聴を繰り返し、2.60g位が左右の
バランスが一層良くなり、オーケストラのピアニッシモがよく聞き取れるようになり
ました。(^^;
キャンセラーを多めにかければ当然カートリッジのボディーは正面から見て右へ寄ります。
適正にかけられていれば、針先とボディーはきちんと垂直を保っています。後は試聴によ
る微調整が大事です。ネットに書かれている人も多くは、最後に試聴で微調整を決める
人が多い様です。
(写真は全て他からお借りしました)
真理ちゃんのレコードは、適正な(何が適正かは分かりませんが)インサイドフォース
キャンセラーや針圧でちゃんと再生したいものです。(^^;
所で、DL-103のトランスTKS-27は現在は150Ω2次オープンで使っています。以前300Ω
と書きましたが音のバランスから150Ωに落ち着きました。
昨日、エアコンの修理が終わりました。上の写真の様に涼しくなりました。(^^;
こんにちわ、熊五郎です。
毎日猛暑が続きますが、お体にお気をつけください。
レコード針の支圧により音に差が出るなんて、私は無頓着でした。
今度、ちゃんと調整してみます。ブロニューの森の真理ちゃん、うれしそうな表情で、作られた笑顔でなく、真理ちゃん本来の笑顔のようで、こちらもうれしくなりますね。この写真の出典は、アサヒカメラ1973年10月増刊号で、海外撮影ガイド「ヨーロッパ特集」というものです。熊五郎は、この本をヤフオクでなく、母が大事にとっておいた本の中から出てきたのには、驚きました。
by 熊五郎 (2018-07-23 08:07)
熊五郎さん
この写真の載っている元の雑誌を当時買われていたとは、凄いですね。
羨ましいです。私は、この頃の真理ちゃんの可愛さが好きです。
(^^;
針圧等の調整はくれぐれも慎重に。もし壊してしまったら、交換出来る物がもうほとんど手に入らないと思います。(^^;
by たこやきおやじ (2018-07-23 10:34)