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たまにはルネッサンス音楽を [クラシックギター]

「My Lady Hunsdon's Puffe」 辞書を調べたのですが、puffeという単語はありませんで

した。現代ではpuffの様です。日本語訳の題名は「可愛いハンスドン嬢の結い髪」となって

います。下の絵のようなイメージだと思います。

(写真は他からお借りしました)

Music Lesson Jean Antoine Watteau.jpg

puffの髪型はpoufと言われる下の18世紀後半の盛り上げた髪型のようなものを言うよう

です。ダウランドは17世紀前半に亡くなっているので、下の絵のような大げさなもので

はなかったでしょう。ladyは「貴族の夫人」と言う意味にも使われますが、夫人だと不倫

になってしまいます。(^^;

800px-Marie-Antoinette,_1775_-_Musée_Antoine_Lécuyer.jpg

学生時代に購入した曲集ですが、「可愛いハンスドン嬢の結い髪」が唯一印象に残った曲

です。ルネッサンス期の曲はあまり私の波長に合うものが多くないようです。この曲はお

そらく、ダウランドが「貴族の可愛いお嬢様」の為に作ったのだと勝手に想像しています。

img20190627_18483717.jpg

時々弾いてみたくなる可愛らしい曲です。

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Enrique

「ハンスドン夫人のパフ」と認識していましたが,誤訳でしたか。
「レディ・ハンスドンの巻き毛」とかと聞いたことも。
by Enrique (2019-07-01 20:30) 

たこやきおやじ

Enriqueさん

ダウランドとハンスドン家の関係が文献に残っていれば良いのですが。私には本当の所は知る由もありません。
「嬢」と思って弾くか、「夫人」と思って弾くかは、今日では自由で良いのではと思います。曲想から考えれば、「嬢」なら「可愛らしさ」を念頭に置き、「夫人」なら当時でも少し盛られた髪型を茶化した様に弾けば良いのではと思っています。

by たこやきおやじ (2019-07-01 21:49) 

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