ギターでバッハを味わうために [クラシックギター]
私が初めてギターでバッハの演奏を聴いたのは、セゴビアのレコードの「シャコンヌ」で
す。高校生の頃だったと思います。楽譜を銀座ヤマハに買いに行きました。セゴビア版が
欲しかったのですが見当たらず、イエペス版を買いました。楽器もまだ河野は持っておらず
はっきりとは覚えていませんが、松岡か鈴木だったと思います。
セゴビアの演奏は当時の私には衝撃でした。ギターでバッハがここまで弾けるのだと。勿論
私の技量でまともに弾ける訳もなく、大学に入るころには半分あきらめていました。
(^^;
ベートーベンやモーツアルト等をわざわざギターで弾いても仕方がないと思っていた私で
すが、バッハの曲はギターで弾いても良いのではと感じるようになりました。ソルやジュ
リアーニ、タレルガ等々古典のギター曲や南米系の曲等に、既に何か食い足りない物を感
じていた高校生でした。
「シャコンヌ」は後にヴァイオリンによる名演奏を幾つか聞くうちに、私の心から離れて
行きました。
現在では、リュート組曲第一番と四番、チェロ組曲第三番、BWV998プレリュード、フー
ガ、アレグロあたりを悪戦苦闘して練習しています。(^^;
これらの曲はギターの演奏にも合った、味わい深い曲だと思います。
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