バッハ BWV1006 佐々木忠版 [クラシックギター]
この前購入した、佐々木忠版のBWV996,998の運指、編曲が大変私に合っていると思い
ました。また、現代ギターの松尾俊介先生の連載もBWV1006は無いようなので、佐々木
忠版のBWV1006はどうなのだろうかと購入してみました。これも期待通りでした。BW
V1006もこの版をベースにして練習してみることにしました。
私はこれまで、カール・シャイト版の③fis調弦の楽譜でやって行こうと決めたのですが、
やはり、③fisは私の様な者には違和感がありました。これまで、③fisの調弦は全く経験
が無かったからです。これに対し、佐々木忠版は③fisの必要性を感じさせない運指になっ
ています。③fisの調弦は多少運指が楽になりますが、佐々木忠版はポジションをうまく変
えた運指になっています。初心者にはかえって弾きにくくなりますが、私としては納得い
く運指です。
さらにこの楽譜もBWV996,998と同様に、セーハのフレット番号だけでなくポジション番
号も書かれれおり、そして左右の指の番号も細かく書いてあります。運指の意図が良く分か
ります。
さらに、この曲集には当然ですが「シャコンヌ」も入っています。セゴビア版とは少し異
なる編曲になっています。興味はありますが、「シャコンヌ」は今はやるつもりは無いの
で楽譜を眺めるだけにしています。(^^;
また、佐々木忠版の無伴奏チェロ組曲はどうなのだろうと調べてみたら、第三番はどうも
ニ長調の編曲の様なのでやめました。私はこの曲はイ長調が最もギターに合っていると思っ
ています。
私はこれまで練習中のバッハの曲の事を色々書いていますが、自分自身で納得のいく演奏は
技術的にも、音楽的にも、多分私が死ぬまで出来ないでしょう。(^^;
私はBWV996とBWV1006aを一通りいずれも普通調弦でやりました。普通調弦で良いと思います。なぜなら,1006はもちろんのこと,996もリュートオリジナルの曲とは言えません。仮にオリジナルだと仮定してもバロック調弦のはずです。③fis調弦はギターをルネサンスリュートの様にして弾こうというわけですので余り意味が無いと思います。
by Enrique (2020-02-08 06:54)
Enriqueさん
私がBWV996のプレリュードを⑥Dが良いと思うのは、わずか数か所しかレやレ♯は出てきませんが、オクターブ上げた編曲より、「音楽的」に良い響きを感じるからです。こんな事を感じるのは、私だけなのかもしれませんが。
また、BWV1006aの③fisは単に運指が少し楽なような感じがしただけです。リュート調弦を意識したのではなく、ひとえに私が弾きやすい楽譜を求めていただけです。今回佐々木忠版を見て、普通調弦でも「私も弾けそう」?と思いました。(^^;
by たこやきおやじ (2020-02-08 10:38)