イッセルシュテットのベートーヴェン [音楽]
私が何故レコードのサンプル盤を沢山持っているのかと言うと、家内のお友達の旦那がレ
コード会社の人で、処分したいので好きなレコードを持って行って下さいという事で、段
ボール2~3箱分ぐらい頂いたのです。20年位前の事です。
ほとんどのレコードが白ジャケットに手書きで曲名が書いてあるものです。盤面は白ラベル
で曲名等が印刷されており、「見本品」「非売品」となっています。少し市販のジャケット
やボックス入りのレコードもありました。
(写真は全て他からお借りしました)
イッセルシュテット指揮ウィーン・フィルでベートヴェンの交響曲の5番と9番の2枚組で
す。この前偶然レコード棚で背表紙の文字が良く読めないので、何だろうと思って取り出
して見つけました。
ジャケットは市販された物と同じ物のようです。レコードは1枚目はテストレコードと印刷
されただけの白ラベルに、手書きでレコード番号が書かれただけの物です。2枚目は普通の
白ラベルの見本盤です。
私は学生時代、イッセルシュテットのベートーヴェンの3番を買っていましたが、端正な演
奏ですが、私には今一つ訴えかけるものが感じられませんでした。
この5番はちょっと違いました。なかなか私好みの演奏です。ウィーン・フィルの優れた演
奏の相乗効果で、これまでのショルティ、シカゴ盤やサイモン・ラトル、ベルリン・フィル
等々よりは好きです。演奏スタイルは異なりますが、今のところフルトヴェングラー盤(戦
後のウィーン・フィル盤)の次位に気に入っています。9番については改めて書こうと思い
ます。
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