また弦の迷い [クラシックギター]
ハナバッハ 「シルバー200ミディアムハイテンション」からプロ・アルテEJ45に変え
てから、もうこれでいいのだと思っていました。最近手元にサバレスの「コラム/アリアン
ス」ノーマルが1セット残っていたので張り替えてみました。
私の1995年製マヌエル・ベラスケスで弾く限りでは、強いて例えるならプロアルテはピア
ノ的なブリリアントな音色で、サバレスはチェンバロ的な立ち上がりのよい音色と言えばよ
いでしょうか。プロアルテはオールマイティーな感じで、サバレスはバロック期の曲に良く
合う様な気がします。
サバレスのコラム/アリアンスは、高音弦が従来のナイロンではなくフロロカーボン(ポリ
フッ化ビニリデン;フッ素重合体で主に釣り糸の原料)の細身の弦(ナイロンの約1.5倍の
密度)なのでこの様に感じるのでしょう。フロロカーボンの弦は嫌いな人も多いようですが
、こアリアンスは私には変な感じはしません。張り替えたばかりなので、しばらくこのサバ
レスで練習してみようと思います。こうなるとアリアンス/カンティーガも試してみたくな
ります。(^^;
練習の方は、今は主にバッハの「リュート組曲第4番」BWV1006aを佐々木忠版で練習して
います。これまでは比較的普通の運指のサダノフスキー版で練習していましたが、タッチが
柔らかくなってからは、佐々木忠版のハイポジションを巧妙に使った合理的な運指でも楽に
押さえられる様になりました。
これまで左手は、強く押さえるために正面から見ると、親指の頭が指板の上に少し出ていま
した。今は。自然とネックの中心線辺りに収まっています。そして、そこで硬化しているの
ではなく、ある程度上下に自由に位置を動かせます。以前の力の入った左手では、とてもじ
ゃありませんが佐々木忠版では弾けそうには思えませんでした。今は佐々木先生の運指が納
得できて、なるほどなるほどと楽しく練習しています。
この曲も私が死ぬころまでには、何とかものにできるのではと思っています。(^^;
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