ナポレオン・コストはショパンに嫉妬? [クラシックギター]
「秋の木の葉」(パリ初版のOp.41-9、ショット版でOp.41-3)を初めて弾いた時から
今日までずっと疑問に思っていたことがあります。
ショパンのワルツ集第8番Op.64-3 CT214変イ長調(1948年出版)の冒頭とよく似てい
る事です。




コストOp.41-9 ショパンOp.64-3
第1小節のメロディー部は同じと言ってよいでしょう。コストのこの曲は1876年に初版が
出版されています。ショパンのこの楽譜の出版は1848年です。
コストは当然このショパンの曲を知っていて、「秋の木の葉」の作曲に「参考」にした事は
十分に考えられることです。
8/23;以下錯誤がありましたので訂正します。
コストはショパンの12歳年上です。ポーランドの若造ピアニストがパリに来て良い曲を沢山
出している事に、嫉妬していたのかも知れません。(あくまでも私の妄想ですが)(^^;
コストのこの曲のトリオの後半部分は、タンスマンの「ショパンを讃えて」の「ロマンティ
ックなワルツ」の一部とよく似た部分があります。この事はまた改めて書こうと思っていま
す。
嫉妬したかどうかは分かりませんが,同じ動機は使っていますね。
ショパンはどんどん変わって行きますが,コストは繰り返しをしているので,印象としては異なると思います。コストが1805年生,ショパンが1810年生とされていますから,ほぼ同年代と見ていいでしょうか。
動機が同じとかいうわけではありませんが,更に年長でパリに出ていたカルカッシの練習曲Op.60-24もショパン的だと思います。
by Enrique (2021-08-23 14:35)
Enriqueさん
すみません。ショパンが活動開始した1817年を生まれた年と勘違いしていました。
by たこやきおやじ (2021-08-23 14:44)