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ナポレオン・コストはショパンに嫉妬? [クラシックギター]

「秋の木の葉」(パリ初版のOp.41-9、ショット版でOp.41-3)を初めて弾いた時から

今日までずっと疑問に思っていたことがあります。

ショパンのワルツ集第8番Op.64-3 CT214変イ長調(1948年出版)の冒頭とよく似てい

る事です。

220px-Napoleon_Coste.jpg   Frederic_Chopin_photo.jpeg

img20210822_16345148xx.jpg   CHOP_VALSE8xx.jpg

                      コストOp.41-9                                 ショパンOp.64-3

第1小節のメロディー部は同じと言ってよいでしょう。コストのこの曲は1876年に初版が

出版されています。ショパンのこの楽譜の出版は1848年です。

コストは当然このショパンの曲を知っていて、「秋の木の葉」の作曲に「参考」にした事は

十分に考えられることです。

8/23;以下錯誤がありましたので訂正します。

コストはショパンの12歳年上です。ポーランドの若造ピアニストがパリに来て良い曲を沢山

出している事に、嫉妬していたのかも知れません。(あくまでも私の妄想ですが)(^^;


コストのこの曲のトリオの後半部分は、タンスマンの「ショパンを讃えて」の「ロマンティ

ックなワルツ」の一部とよく似た部分があります。この事はまた改めて書こうと思っていま

す。

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Enrique

嫉妬したかどうかは分かりませんが,同じ動機は使っていますね。
ショパンはどんどん変わって行きますが,コストは繰り返しをしているので,印象としては異なると思います。コストが1805年生,ショパンが1810年生とされていますから,ほぼ同年代と見ていいでしょうか。
動機が同じとかいうわけではありませんが,更に年長でパリに出ていたカルカッシの練習曲Op.60-24もショパン的だと思います。
by Enrique (2021-08-23 14:35) 

たこやきおやじ

Enriqueさん

すみません。ショパンが活動開始した1817年を生まれた年と勘違いしていました。

by たこやきおやじ (2021-08-23 14:44) 

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