ジュリアーニ 「アレグロ」 [クラシックギター]
教本でやった曲ですが、一番上の譜例1が教本と同じです。私は、ジュリアーニがこんな
せっかちな曲を作るのかと疑問に思いました。調べてみると元は「パピヨン」Op.50-13
であることが分かりました。ジュリアーニのオリジナル譜とわかる物は見つけられません
でした。
教本と同じ譜例1を、アレグロで消音をきちんとしながら弾くのは大変難しいと思いまし
た。譜例にはありませんが、最後の3小節のバス音の消音は私の苦手なパターンで苦労し
ました。譜例2だと前半のバス音の消音は必要なくなりグッと楽になります。(^^;
私は、この曲のジュリアーニのオリジナルは譜例3ではないかと思います。いずれにしても
こんな小品の短い曲で色々と「編曲」版がある事に驚きました。
(楽譜の画像は全て他からお借りしました)
譜例1

譜例2

譜例3

2022-03-09 00:03
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コメント(2)
IMSLPをご確認でしょうか?
Paris: A. Meissonnier, No.89, n.d.版では,譜例1,2の譜の様になっています。
確かに,譜例3は見やすくはありますので,後世の初級者に見やすいように書き換えたのだと思います。
むしろジュリアーニは16分音符多用だと思います。
by Enrique (2022-03-10 16:13)
Enriqueさん
有難うございます。IMSLPで確認しました。私の勘がハズレました。(^^;
by たこやきおやじ (2022-03-10 17:15)