セゴビアのバッハ「シャコンヌ」の後に聴く天地真理ファーストアルバム [音楽]
今回は、ヘッドフォンではなく、EL34ppでTANNOY DEVONを鳴らしました。やはり、
ヘッドフォンは微細な音までよく聞こえるのですが、スピーカーの音の方が開放感があり
自然な感じで聴けます。カートリッジはDL-103LC、昇圧トランスは自作タムラTKS-27
です。
セゴビアのこのレコードは、私が高校生の頃買ったと思います。私のクラッシクギター
における、バッハの原点となったレコ-ドです。ソルやタルレガなどのギター曲に飽き
足らなくなって、このレコードにめぐりあいました。ギターでバッハのシャコンヌがここ
まで弾けるのかと深く感銘を受けました。当時、銀座ヤマハでセゴビア版の楽譜が見つ
からず、イエペス版を買って練習をしたのを覚えています。勿論まともに弾けるようには
なりませんでした。(^^;
セゴビアの演奏は、バッハに限らず全てセゴビア節になります。大変個性の強いギタリスト
です。同じスペインのカザルスとよく似ています。このレコードは何度聴いても飽きる
ことがありません。
セゴビアのシャコンヌの後に天地真理のファーストアルバム「水色の恋/涙から明日へ」
を聴きました。セゴビアワールドのもの凄い個性の強い演奏の後でも、天地真理の歌声
は何の違和感もなく私は聴くことができます。(^^;
「虹と雪のバラード」を聴くとテレビで見た札幌オリンピックのスケートのジャネット・
リンを思い出します。なんて可愛い選手なんだろうと思った記憶が蘇ります。シモンズの
「恋人もいないのに」は秘密ですが(^^;当時天地真理のLPより先に買って今でも持って
います。また「恋は水色」も私の好きな曲です。「忘れな草をあなたに」も当時テレビで
倍賞千恵子が歌っているのを見た記憶があります。これらのカバー曲はわたしにとって懐か
しさでいっぱいの曲です。それを天地真理が歌ってくれているのですから、私はもう大変幸
せな気分でこのレコードを聴けます。(^^;