天地真理 弾き語り三大名唱をレコードで聴きなおしてみました [音楽]
以前、弾き語り三大名唱としてYouTubeの音声をハイレゾ化したものを聴いて書きまし
たが、レコードが入手できたので改めて聴き直してみました。「水色の恋」と「夏を忘
れた海」と「矢車草」です。「オン・ステージ」版と「私は天地真理」版で比べてみま
した。
まず、「水色の恋」ですが郵便貯金では途中からバンドの伴奏が入るので純粋には弾き語り
とは言えないかもしれません。かなり抑えた感じで歌っています。九段会館では天地真理
初期の声の出し方でストレートな感じがします。
ここで、私は天地真理の声の出し方がアルバムで言うと「小さな人生」あたりから初期の声
の出し方から、出し方が変わったと認識しています。プロフェッショナルな歌手として、
より滑らかで繊細な声の出し方に変わってきたと思っています。
やはり、「水色の恋」は初期の声の出し方の方が似合います。ということで九段会館版が
私の好みです。「夏を忘れた海」はピアノの弾き語りと後期のより繊細な歌声で郵便貯金
版が好きです。「矢車草」は文句なく郵便貯金のアンコール版です。「矢車草」はこの
後期の天地真理の声に合わせて作曲されたのではないかと思えるくらい天地真理の声質と
歌い方が合っていると思います。
このように、レコード音質で昭和50年~51年ころから天地真理の声質、発声方法が
変わっていることがよく分かります。(^^;