天地真理レコードコンサートその2 [オーディオ]
今回は、天地真理の全シングル23枚を、デビューシングル「水色の恋/風を見た人」から
A、B面通して全曲聴いてみました。
23枚46曲約2時間半を、私を飽きさせずに聴かせられる歌手が他にいるでしょうか。
クラシックの歌手以外、天地真理しか有り得ません。(^^;
真空管アンプの大地アースとスピーカーフレームのアース、スタビライザーで、天地真理
の生き生きとした歌声が満喫できました。スタビライザーは今回EP盤なので、EP盤用の
アダプターで一旦レコードをターンテーブル上に置いてから、アダプターを外して250gの
スタビライザーで抑えました。250gあるのでEP盤は動きません。(^^;
その内薄いEP盤用アダプターを手作りしようと思っています。
今回全曲聴いてみて、最も印象的だったのは「矢車草/一杯のレモンティー」だと思い
ました。
天地真理最高のシングルレコードと言って良いのではないでしょうか。ジャケットの写真
も大変魅力的な「真理ちゃん」です。(^^;
上の最後のシングルのB面の「今は思い出」の最後の歌詞は、今の私から見ると感慨深い
ものがあります。
「♪ あの恋が今も 心を支えて
つかれた私に おどけてくれるの
ずっと遠くで 見つめてね
私のBaby Face ♪」
Baby Faceとは私のことでしょうか。(^^;
D種接地 [オーディオ]
一般家庭に引かれている大地アースは、D種接地と言うのだそうです。
この前は真空管アンプで、しかもアース端子が付いていました。では、半導体アンプでは
どうなのでしょうか。私の持っているマランツのM-CR611はアース端子等付いていませ
ん。しかし、ラインアウトをRCAケーブルで真空管差動ヘッドフォンアンプに繋いでいる
ので、このケーブルのコールド側で大地アースに繋がっています。
この前録画した、ヤンセンとガッティ指揮ロイヤル・コンセルトヘボーのブルッフのVn
協奏曲や、マーラーの第1番「巨人」を聴いてみました。勿論ハイレゾ「強」です。
ひょっとすると、真空管アンプはもういらないかもと思わせるような良い音質になり
ました。勿論真空管アンプの音も良くなりましたが、半導体アンプとの差が大変少なく
なったと思います。
高域が自然にのびのびして、オーケストラのダイナミックレンジが感じられます。ティン
パニーやコントラバスがコンサートホールで聴くような感じの音です。
ちなみに、スピーカーのフレームもアースしてみました。昔やったことがあるのですが、
効果はわかりませんでした。今回は効果が良くわかりました。
大地と、オーディオアンプのアース回路の間には電位差があるので、ケース内部に引き込ま
れたAC100V線や電源トランスのコイル等が浮遊容量を介して特に高域の音声信号を汚して
いると考えています。もし測定できれば、その差は、おそらく極僅かな値かもしれません
が、40数年間この差が私には納得出来ませんでした。
巨人大鵬天地真理 [日記]
この色あせた雑誌が発売された頃、私は一浪の末やっと大学生になりました。そして、
以前にも少し書きましたが、天地真理の「ちいさな恋」に興味を持ちました。そして6月
に「ひとりじゃないの」が出た頃にはセカンドアルバム「ちいさな恋/ひとりじゃないの」
のLPを買っていました。天地真理ファンとしてのスタートでした。
(写真は全て他からお借りしました)
翌年1973年10月号では、すっかり垢抜けた「可愛い真理ちゃん」になっています。また、
紅白にも出場したのでもう完全にスター扱いだと思います。
当時はこの様な芸能雑誌を買うという事は、考えもしていませんでした。最近は当時の色々
な雑誌記事の画像を集めて見ています。ほとんど、私が知らないことばかりです。
もう、遠い過去の出来事ですが、天地真理が過去の人であるとは思えません。
大学を卒業した後は、天地真理ファンも卒業してしまった不義理な私に言う資格は無いの
かもしれませんが、レコードを聴いていると、1970年代の天地真理はもういないのだとは
思いたくありません。
レコードの歌声は全く色あせてはいないからです。(^^;
とは言っても上の写真を見ると、やはり、時代を感じざるを得ません。(^^;
天地真理を聴くために、大砲を撃ったら革命が起きました(^^; [オーディオ]
チョットおバカなタイトルを書いてしまいました。(^^;
大砲とは、私が学生時代からテスト試聴に使っている、メータ指揮ロサンゼルスフィル
のチャイコフスキー「1812年序曲」のレコードに入っている大砲の音のことです。
学生時代から40数年間ずっと少しビリついていました。今回DIGのスタビライザーを
復活させて解決できました。そのままではあまり効果は無かったのですが、今回糸半田
を100g巻きつけて約350gとしたらビリつかなくなりました。私としては、革命的な
ことです。
10年ぐらい前にこのレコードの事を書いたのですが、サン・サーンスの3番とまぜ
こぜにして書いていたのに気がつきました。お恥ずかしい限りです。(^^;
(写真は全て他からお借りしました)
さらに、ACコンセントの極性を合わせました。すなわち、アンプのシャーシーの電位が
低くなる様な方にプラグを刺すと言うことです。私は以前は、これは迷信だと思っていま
したが、やってみると音質は良い方向になります。
ならばと、プリアンプのアース端子と、大地アース端子とを直接繋いでみました。
ちょうど、エアコンの200Vコンセントの下にアース端子があるので簡単に出来ました。
下の様なマークの付いた端子です。ヘッドフォンアンプやパワーアンプはRCAケーブルの
アースでプリアンプと繋がっているので、よしとしました。
さらに革命的に音質が改善されました。音の束縛感が無くなりのびのびと音が出ます。
微細な音も明瞭になります。マニアの間では知られていたことですが、実際にやってみて
驚きました。(^^;
ただ、私には何故こんなに音質が改善されるのか理由は定かではありません。(^^;
RCAケーブルの交換と共に音質が向上したと自画自賛しております。
画像で言えば、下の写真の差ぐらい良くなりました。本当です。(^^;
勿論、天地真理のレコードもさらに良い感じで聴けるようになりました。
爽やかな天地真理の歌声のディテールが一層良く聴き取れます。(^^;
伴奏の、ドラムやエレキベースの音も納得できる音質です。
ジョーン・バエズと天地真理 [音楽]
このレコードは、私が初めて買ったクラシック以外の最初のLPです。おそらく中学か高校
の頃だったと思います。16曲中6曲がジョーン・バエズの歌です。このレコードは、ほと
んどの曲がライブ録音です。ジョーン・バエズの素晴らしい歌声が堪能できます。特に
A面最後の「リパブリック賛歌」とB面最後の「勝利を我らに」は会場との合唱で、その
上に乗るバエズの高音の歌声は感動的です。天地真理の「オン・ステージ」最後の曲の
「聖しこの夜」と雰囲気がよく似ています。(^^;
(写真は全て他からお借りしました)
私は、天地真理は間違いなくジョーン・バエズの歌い方を研究したと思っています。特に
歌手としての高音の発声のし方、声質の変え方、強弱の付け方、歌詞の言葉尻をあまり
引っ張らない、等を大いに参考にしていたと思います。
もし、天地真理がフォーク歌手の路線に行ってしまっていたら、私はファンにはなっていな
かったかもしれません。(^^;
勝手な想像ですが、森山良子の二番煎じの様にになってしまったと思います。(^^;
和風楽麺 四代目 ひのでや [グルメ]
昨日、蓮田の「ひのでや」で、「はまぐりラーメン」を食べてみました。ハマグリの
潮汁の様なスープのラーメンでした。なかなの逸品だと思いました。
(写真はお借りしました)
ハマグリの季節が終わる前にと思って、家内と初めて行きました。
次回は、この店のNo.1と言う「ひのでやラーメン」を食べてみようと思います。どの
ラーメンも出汁に凝っているようなので、期待できます。
以前は、このラーメン屋さんの経営母体の日本料理店の「彩々楽」には家内とよく行って
いたので、味は思ったとおりの美味しいラーメンでした。
タイプは違いますが、白岡の「もちもちの木」と良い勝負になるのではと思っています。
セゴビアのテデスコ「カプリッチオ・ディアボリコ」 [音楽]
「セゴビアの夕べ」というアルバムに入っている曲です。「悪魔の奇想曲」と訳すのだと
思います。パガニーニを讃えた曲です。ギター向けのオリジナル曲はあまり聴き応えのある
曲は少ないのですが、この曲は悪魔に魅入られた様な妖気迫る素晴らしい曲です。
このレコードの米国MCAでの発売は1954年です。記憶が怪しいですが、私はおそらく高校
の頃に購入したと思います。セゴビア「節」の素晴らしい演奏が聴けます。
(写真は楽譜以外は全て他からお借りしました)
メトロポリタン美術館所蔵の、セゴビアが1937年~1962年に使用した、ヘルマン・
ハウザーです。私は残念ながら生のハウザーの音は聞いたことがありません。ですから
このレコードがどんな感じで再生されれば良い音なのかは、正確にはわかりません。
学生時代、私もこの曲を弾いてみたいと思い、下の楽譜を銀座ヤマハで購入しました。
しかし、当然ですがこの難曲が私に弾けるわけがありません。矢尽き旗折れ、たどたど
しく弾くのが精一杯で曲の最後にもたどり着けませんでした。(^^;
学生時代はギターと天地真理への熱中が同時進行でした。ギターのレコードを聴いている
と、自然と天地真理を思い出します。(^^;
この頃、「空いっぱいの幸せ」のLPに付いていた下のポスターを、私の下宿の部屋の壁に
貼っていたと思います。このポスターを見ながらギターを練習していました。この曲が弾け
るようになったら、真理ちゃんに聴いてもらえたらなと妄想ていました。ちょっとアブナイ
学生だったかもしれません。(^^;
天地真理の皮を被った悪魔に魅入られて、魂を抜かれてしまったのかもしれません。
(^^;
最終的には、この曲をあきらめて、やはりこのレコードにも入っている、タンスマンの
「カバティーナ組曲」を練習するようになりました。やっぱりこれも挫折しました。
(^^;
天地真理レコードコンサート [オーディオ]
昨日は、家内がお友達のオバさん?、オバアさん?と東京に遊びに出かけていました。
なので、一日中思う存分レコードをスピーカーから音を出して聴けました。(^^;
私のためだけの、天地真理レコードコンサートです。「オン・ステージ」「私は天地真理」
等のレコードを聴きました。天地真理ワルードに浸った至福の時間を過ごせました。
(^^;
(写真は全て他からお借りしました)
ちょうど、何時買ったかも記憶がない大変古いRCAケーブルを新しいものに交換したので
試聴も兼ねて聴いてみました。オーディオ雑誌風に言えば「薄いベールが一枚剥がれた
様な」音になりました。より、リアルに聴こえる天地真理の歌声に聞き惚れたのは、言う
までもありません。(^^;
Mogami2534のRCAケーブル1mをタムラTKS-27昇圧トランスとプリアンプとの接続に
使ってみました。3mはUR22mkIIの接続に使います。アマゾンで購入しました。
audio-technica AT564Aの2mをプリとパワーアンプの接続に使いました。1mをプリ
アンプとヘッドフォンアンプの接続に使っています。旧モデルなので大宮のBicカメラ
で大変安かったです。(^^;
ortofon AC-3800 SilverもBicカメラで買いました。アームの引き出し線用にしました。
少し高かったです。(^^;
また、シェルの背中に小型の水準器を載せて精密にカートリッジの水平、すなわち針先の
盤面への垂直を再度調整しました。
こんなレトロな装置のラインナップを書いてもわかる方は少ないと思いますが......
カートリッジDENON DL-103 針圧2.5g アームSME3012R ターンテーブルThorense
TD521 昇圧トランス タムラTKS-27 プリアンプ旧三栄無線キットPR-100(Simense
ECC832段PK帰還型RIAAイコライザー ECC82 1段プレートフォロアー出力ライン
アンプ 入力オープン 電源コンデンサー増量等改造) 自作パワーアンプTelefunken
EL34三結PPウイリアムソン型 (プリアンプ、パワーアンプに使用している電解コンデン
サーには全て小容量のフイルムコンデンサーをパラ接続)
スピーカーTANNOY DEVON (ウレタンエッジ自前修理済)
天地真理がステージで歌っている姿が容易に想像できる音質です。自画自賛です。(^^;
ベスパ [映画]
オードリー・ヘップバーンの「可愛さ」の出ているシーンだと思います。この写真は
おそらく「スチール写真」だと思います。
(写真は全て他からお借りしました)
天地真理も負けていません。(^^;
この写真は、どういう時に撮影されたものか興味深いです。(^^;
天地真理を聴くために、またイヤホン買いました [オーディオ]
天地真理のレコードをデジタル化した音声を、スマホで手軽にかつ高音質で聴ける様に
できるかが、現在の「研究課題」です。(^^;
(写真は全て他からお借りしました)
ヤンセンとブロンフマンのところで少し書きましたが、エレコムの安いイヤホンを買って
みて、最近のものはよくできていると思いました。調子に乗って、少し高いものはどうだ
ろうとソニーのMDR-EX650をアマゾンで買ってみました。エレコムの10倍以上の値段で
した。今度はカナル型です。
スマホは3.8Vリチウムイオン電池なので、周波数特性は良いのでしょうがエレキベースや
ドラムの低音の立ち上がりが鈍っている感じです。このイヤホンは低音の鈍りを量感で
補っている感じになりますが、全体としては大変綺麗な音です。ソニーのスマホにはソニー
のイヤホンが合うのでしょうか。
エレコムの全体にストレートな音の出方と比べると、何か人工的に作られた様な音です。
しかし大変聴きやすい音で、スマホの音質に合っているように思えます。
マランツのアンプで聴くとこの傾向がはっきりと分かります。ソニーは低音が少し膨らんで
ティンパニーやコントラバスの音が量感は有りますが不自然です。しかし、中高域は大変
滑らかで綺麗です。
エレコムは低音から高音までストレートに音が出ている感じで、音の立ち上がりも良くて
ティンパニーやコントラバスの音が自然な音で、クラシックに合うと思います。また、
オープンエア型なので音場の広がりがカナル型より広いので、オーケストラの曲に向くと
思います。
以上から、スマホで天地真理を聴くときはソニーのMDR-EX650が適しています。マランツ
のアンプでクラシックの録画等を聴くときはエレコムEHP-I3510がよく合います。また、
エレコムは音圧感度が98dB/mWで、ソニーは107dB/mWなので、感度が高いソニーの方
がスマホのドライブ能力に合っていると思います。エレコムはAC100Vを使うちゃんとした
アンプで使う方が性能が発揮できると思います。
以上、試聴にはマランツでは今年のウイーンフィルニューイヤーコンサートの録画をハイ
レゾ強で使いました。スマホは24bit/192kHzで天地真理のレコードをデジタル化したもの
を使いました。
イヤホンは、いずれも少なくとも10時間以上のエージングを行ってから試聴しました。
ここに書いたのはイヤホンのあくまで相対評価です。ソニーのヘッドフォンMDR-CD900ST
と比べると音場空間やダイナミックレンジの再現性はヘッドフォンの方が遥かに良いです。
イヤホンはどうしても箱庭的な音場空間になってしまいます。数万円もする高価なイヤホン
は、どうなのか分かりませんが。(^^;