セゴビアのテデスコ「カプリッチオ・ディアボリコ」 [音楽]
「セゴビアの夕べ」というアルバムに入っている曲です。「悪魔の奇想曲」と訳すのだと
思います。パガニーニを讃えた曲です。ギター向けのオリジナル曲はあまり聴き応えのある
曲は少ないのですが、この曲は悪魔に魅入られた様な妖気迫る素晴らしい曲です。
このレコードの米国MCAでの発売は1954年です。記憶が怪しいですが、私はおそらく高校
の頃に購入したと思います。セゴビア「節」の素晴らしい演奏が聴けます。
(写真は楽譜以外は全て他からお借りしました)
メトロポリタン美術館所蔵の、セゴビアが1937年~1962年に使用した、ヘルマン・
ハウザーです。私は残念ながら生のハウザーの音は聞いたことがありません。ですから
このレコードがどんな感じで再生されれば良い音なのかは、正確にはわかりません。
学生時代、私もこの曲を弾いてみたいと思い、下の楽譜を銀座ヤマハで購入しました。
しかし、当然ですがこの難曲が私に弾けるわけがありません。矢尽き旗折れ、たどたど
しく弾くのが精一杯で曲の最後にもたどり着けませんでした。(^^;
学生時代はギターと天地真理への熱中が同時進行でした。ギターのレコードを聴いている
と、自然と天地真理を思い出します。(^^;
この頃、「空いっぱいの幸せ」のLPに付いていた下のポスターを、私の下宿の部屋の壁に
貼っていたと思います。このポスターを見ながらギターを練習していました。この曲が弾け
るようになったら、真理ちゃんに聴いてもらえたらなと妄想ていました。ちょっとアブナイ
学生だったかもしれません。(^^;
天地真理の皮を被った悪魔に魅入られて、魂を抜かれてしまったのかもしれません。
(^^;
最終的には、この曲をあきらめて、やはりこのレコードにも入っている、タンスマンの
「カバティーナ組曲」を練習するようになりました。やっぱりこれも挫折しました。
(^^;