天地真理は「白雪姫」になりたかったのでしょうか [音楽]
昭和46年10月発売の、デビューシングル「水色の恋」の「白雪姫みたいな心しか
ない私」に由来する、「白雪姫」というキャッチフレーズやイメージ造りは、新人歌手の
天地真理を売り出すために、デビュー当時は大成功だったと思います。しかし、今日私が
集めた画像では「白雪姫」が活字になっている物は意外と少ないです。
昭和46年12月発売のファーストアルバムには「ソニーの白雪姫」の記載が帯に大きくあり
ます。昭和47年6月発売のセカンドアルバムの帯に小さく「ソニーの白雪姫」とあり
ます。
私がネットで集めた記事の中に「ひとりじゃないの」歌詞について「白雪姫」のイメージを
保つ考慮がされたという当時の関係者の記事を読んだ事があります。
その後、「ふたりの日曜日」で王子様が出てきてめでたしめでたしということでしょうか。
天地真理が「白雪姫」であろうとなかろうと、過去も、現在も、アイドル歌手から大人の
歌手へとステップを踏めた歌手はほとんどいない事も事実です。
天地真理が活躍した時代は、もはや歴史の1ページと成ってしまっているので、私なんぞが
あれこれ考えても仕方がない事ですが...。「白雪姫」的なイメージから大人の歌手への脱皮
に、真理ちゃんも結局うまく行かなかったのは歴史的事実でしょう。(^^;
「歌は世につれ世は歌につれ」という言葉があるように、世代世代で歌に対する嗜好が変化
していく世界で、長く歌手として活躍していくのは大変困難なことだと思います。
天地真理ご自身が「白雪姫」と言われる事をどう思っていたか、「白雪姫」を卒業したら
その後どんな歌を歌いたかったのか、という事に私は思いを巡らしていますが、やはり、
私なんぞに分かるわけがありません。(^^;