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変調弦をS.L.ヴァイス「ソナタニ短調」で考えてみました [クラシックギター]

③弦fisは#系の調にはかなり有効に使えることがわかりました。では♭系ではどうで

しょうか。「ソナタニ短調」は私の好きなヴァイスの曲です。楽譜はバッハの曲よりは

少し易しく見えますが、悩ましい運指も何箇所かあります。カール・シャイト版はオーソ

ドックスに⑥弦Dです。楽譜を眺めれば②弦をH(シ)⇒B(シ♭)はすぐに思いつきます。

低音のソを⑥弦の5フレットで押さえるのがややしんどいので⑤弦をGにしてみました。

そして、開放弦を多用する運指を考えてみました。かなり易しく弾けるようになりました。

しかし、⑤弦Gは逆に私の指では押さえられないところが出てくるので考え中です。

(^^;

私は、この時代の曲は、演奏会でテクニックを見せつける様な演奏は必要ではなく、自分

の慰みのために弾くわけですから簡単に弾けるべきだと思っています。

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一応、上のギタルラ社版を使っていますが、好楽社の玖島隆明版も持っています。少し違い

がありますが、私なんぞにはどちらがより原曲に近いのかは分かりません。(^^;

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ところで、シルヴィウス・レオポルト・ヴァイスが正しい名前の様ですが、何故か好楽社

版はS.L.ではなくL.S.ヴァイスとなっています。他のヴァイスの楽譜もL.S.になってい

ます。好楽社は、もう会社が無くなった様なのでどうでも良いのですが。(^^;

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ヴァイスの曲は、ベラスケスにはオーガスチンの赤がよく合うと思います。

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