私にとっての天地真理の歌声のルーツとは [音楽]
私がまだ小学生のころ、家族で上野動物園に行ったことを思い出します。当時はまだ、上野
駅のガード下には「傷痍軍人」がアコーディオンを弾いていた光景が見られました。
その頃出た吉永小百合の歌う「寒い朝」が私の印象に強く残っています。この曲は、
天地真理の「ちいさな恋」と共通点があります。以前にも書きましたが、短調から長調に
転調することです。
(写真は全て他からお借りしました)
私は子供心に、転調した希望にあふれたメロディーや歌詞が気持ちよく聞こえ、良い曲だな
と思いました。今思えば吉永小百合の歌声は素人的地声でしたが、健気な歌声は声楽的な
技術とは関係なく、聴く人の心を打つものがあります。この曲の印象が強く残っていたた
め、天地真理の「ちいさな恋」を聴いたときも、同じく転調の所で、何か私の心の琴線に触
れるものがありました。
そして天地真理のさわやかな歌声は、私に初めて「歌謡曲なんぞのレコード」を買わせし
めたのです。(^^;
さらに40年以上経った今日、CDのセットまで買って喜んでいる老人になってしまいま
した。届くのを楽しみに待っています。(^^;