ポンセ 4つの小品 アルカサール版 [クラシックギター]
Enriqueさんの博識ぶりには何時も敬服しております。ポンセのこの楽譜も知らずに影響
を受けて、大変興味を持ってしまい購入してみました。現代ギター社は在庫がないような
ので、久しぶりにギタルラ社から購入しました。ヤマハは何版かがよく分からないのでパ
スしました。ネットの通販という便利な時代になったものです。
昔だったら都内3ヶ所を、足を棒にして楽譜を探し歩かなければなりませんでした。でも、
それももはや懐かしい思い出となりました。(^^;
今回購入した上のアルカサール版は英文の説明を読んでみると、ほぼポンセのオリジナ
ル版、原典版と同じか近いと考えてよいでしょう。「ワルツ」をセゴビア版と比べてみ
るのが今回の目的です。私が比べてみた感じは、下のセゴビア版の「ワルツ」の楽譜は、
ポンセ作曲セゴビア「補作・編曲」と言えるでしょう。さらに、レコードでは、自分の
名前で出版したこの楽譜ともさらに少し異なる演奏をしています。セゴビアはどこまで
この曲を自分流にいじり回したら気が済んだのでしょうか。(^^;
私はこの「ワルツ」は好きな曲ですが、アマチュアとしてどちらの楽譜で弾くのが良いの
か、ポンセ大先生、セゴビア大先生に教えて頂きたい心境です。もはや教えて頂ける訳は
無いので、自分で楽しんで考えてみたいと思います。(^^;
しかし、チョット弾き比べてみると、私はアルカサール版の方が良いと思いました。当然で
すが、ポンセの意図するニュアンスがちゃんと出ていると感じます。セゴビア版はポンセの
意図する音楽を殺してしまって大味な気がします。レコードの演奏はさらに大味です。
あくまで、比較したから感じるのかも知れませんが。(^^;