河野8号 糸巻増し締め [クラシックギター]
この前私の1972年製河野8号の駒等の取り換えについて書きました。しかし、ベラス
ケスと比べると何か微弱な付帯音(ビリツキ)を感じていました。そこで、糸巻のネジを
増し締めしてみました。ギヤのネジは良いのですが、小さい木ネジがほとんど全部馬鹿ネ
ジになっていました。47年前に購入して途中何度か増し締めはやって来たので、馬鹿ネ
ジになっても仕方ありません。ネジ穴を埋めて再度ネジをねじ込むのが、本来の修理の方
法だとは思います。しかし、生来のめんどくさがり屋の私としては、何かもっと簡単な方
法がないかと考えました。
(写真は他からお借りしました。私の河野8号ではありません)
そこで、木ネジに木工用ボンドをたっぷりと付けてねじ込んで、約1日乾燥させてみまし
た。恐るおそる弾いてみると、もう付帯音は感じられません。本来の音色に戻ったと思い
ます。木工用ボンドなので、いざとなれば木ネジは外せると思います。(^^;
下の写真の私の河野(大分以前の写真ですが(^^;。)がよみがえりました。覚えている
訳はないのですが、ふとこの河野を、当時の渋谷のギタルラ社で買って、下宿で初めて弾い
た時の事が脳裏をよぎりました。確か雨が降っていた日でした。(^^;