ナポレオン・コスト「秋の木の葉」Op.41ギターのための12のワルツ ショット社版買ってみました [クラシックギター]
パリ初版との違いを比較するために購入してみました。
まず、パリ初版のOp.41-9がショット版でOp.41-3になっているのは、私にはパリ初版の
16ページをショット版は単に13ページに詰め込むために順番を変えた様に思います。
そう考えると、Op.41-9が本来の作品番号とするべきでしょう。ただ不思議なのはショット
版は余白ページが3ページもありました。16ページにしなかった、ゲオルク・マイヤーは曲
順に何か意図があったのでしょうか。調性の様な気もしますが、私なんぞでは良く分かりま
せんでした。(^^;
ゲオルク・マイヤー版は運指が少し詳しく書かれていました。ただし右手の記号がちょっ
と違って、pimaでなく+ . .. ... の記号になっていました。例の四分休符は現在の記号で
書かれていました。7弦Dはそのままで、6弦用にはなっていませんでした。
独英仏語で「Herbstblätter」「Autmn Leavs」「Feuilles d'Automne」とショット版の
表紙には書いてあります。日本語に訳すと「枯葉」、「紅葉」、直訳的には「秋の木の葉」
等になるようです。私は村治佳織ちゃんのCDに敬意を表して「秋の木の葉」で良いと思い
ます。(^^;
(写真は全て他からお借りしました)
村治佳織ちゃんのCDは昔購入した下のCDだけです。改めて聴く「秋の木の葉」Op.41-3の
演奏は、女性らしい繊細な表現で良い演奏だと思います。7弦Dの2ヶ所の処理を参考にしよ
うと思います。