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サバレス ニュークリスタル カンティーガ プレミアム ノーマルテンション 510CRP [クラシックギター]

私の1995年製マヌエル・ベラスケスは以前はクリエイション カンティーガ プレミアム

を使って行こうと思っていました。しかし、このセットは③弦がアリアンスのカーボン弦

で、ナイロン弦用に掘られたナットの③弦の溝は約1.0mm径程度ですので、そこにカーボ

ンのアリアンスの0.84mm径の弦を通すのは如何なものかと疑問が生じました。

そこで、この約2か月は私のベラスケスに最も適していると思っているハナバッハのシルバ

ー200を張って耳をリセットしました。そして、新たに下の写真の①②③弦がニュークリス

タルのナイロン弦のセットに替えてみました。

⑥弦~④弦は⑥弦の12フレットだけ何故か+10セントで後はほぼパーフェクト(±5セント

以下)で①弦~③弦は③弦が大体±5セント程度で、後はほぼパーフェクトでした。精度は

プロアルテ並みだと思います。新品を張って4日目に測りました。

     サバレス ニュークリスタル カンティーガ プレミアム

                   sava_510crpx.jpg

③弦がカーボンに比べてナイロンは少し音が丸くなる感じです。以前はクリエイションの

組み合わせでカーボン弦の立ち上がりの良い音に期待したのですが、全体としては大きく

変わった感じはしません。長年慣れ親しんだナイロン弦の太さには安心感があります。

サバレスなら今後はこちらのセットを使うつもりです。

先入観と言われても仕方ありませんが、私にはハナバッハは如何にもドイツ的でサバレス

はフランス的な明るい響きに聞こえます。(^^;

ハナバッハのシルバー200は大変気に入ってはいるのですが、如何せん値段が高いです。も

っと安くてベラスケスに合った音質の弦を選びたいと思っています。次はアメリカ的?な

オーガスチンのリーガル赤を試すつもりです。

最近タッチが大きく改善できたので、練習している曲もかなりスムーズに弾けるようになっ

て来ました。そうすると弦の音色が大いに気になってきます。私好みの音色でベラスケスに

合う弦を見つけたいと思っています。以前にも同じような事をしてきましたが、今回はタッ

チの改善で私の演奏方法そのものが大きく変わっているので、弦による音質、音色の違いを

楽しみながら試しています。楽しんでギターが弾けるようになったのは、奏法全般の改善が

うまくいっているのだと勝手に思っています。(^^;

左指の第3関節を意識して腕の重みを感じながら押弦するようなイメージでやっています。


約10年前の狭心症の手術以前は、楽譜1ページも弾けば疲れて休憩していました。ここ数年

では、心臓が元気になり血流も体全体にまんべんなく行き渡るようになって来たようです。

そしてタッチの改善との相乗効果で、今では一度にかなりのページ数を弾いても大丈夫にな

って来ました。

音楽をやるための「健康」の重要性を痛感しております。(^^;


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