ホロヴィッツ・イン・モスクワ [音楽]
NHK BSPの「今夜はピアノ三昧」で、キーシン、アルゲリッチ、バレンボイム、ツィマー
マンのピアノ演奏を録画しました。最後にオマケ?でホロヴィッツの映像がありました。
私はホロヴィッツの動画は初めて見たと思います。
以前、バーンスタイン指揮、ウイーンフィルでツィマーマンの皇帝を録画しました。
しかし、消去しました。ツィマーマンの問題では無く、私の感覚ではバーンスタインは
ベートーベンは合いません。(^^;
今回のサイモン・ラトル指揮、ロンドン交響楽団のツィマーマンの皇帝は、私の好きな
ラトル指揮なので大変良かったと勝手に思っています。ツィマーマンは何故か譜面を見な
がら弾いていました。(^^;
1986年のモスクワ音楽院での録画です。ホロヴィッツ82歳の時の演奏です。モーツァルト
のK.330の抜粋などコマ切れの録画でしたが、「英雄ポロネーズ」の後半部分を聴いた時に
はこの人はピアノの妖怪?神様?の様に思えました。82歳になっても下のレコードの演奏を
彷彿させる演奏が出来るのは凄い事です。(^^;
アルゲリッチなど色々な音楽家のコメントが間に入るのですが、その中で私はアッと
思ったことがありました。ホロヴィッツの使っているスタインウエイ特注のピアノを弾かせ
てもらったら、「タッチが軽く調整」されていたという様な事を言っている人がいました。
これはホロヴィッツの演奏の「秘密」の一つかもしれないと思いました。
私が持っているピアノのレコードの中でも下のホロヴィッツのレコードは、私好みの大変
素晴らしい演奏だと思っています。(^^;
一番上のキーシンの録画も「英雄ポロネーズ」を最後に弾いていましたが、下のレコード
でホロヴィッツの「英雄ポロネーズ」聴いた者としては、キーシン君大変良い演奏ですが
後2~3歩頑張りましょうと言いたくなります。(^^;
1985年のレーガン、ゴルバチョフ会談のすぐ後の1986年に、米国に長年亡命していたホロ
ヴィッツがやっと里帰り公演が出来た時の映像でした。この時レーガン大統領はホロヴィッ
ツのピアノを米国海兵隊に運ばせたという逸話が紹介されました。