ジャニーヌ・ヤンセン ブルッフ ヴァイオリン協奏曲 第1番 ト短調作品26 [音楽]
私のごひいきのヴァイオリニスト、ジャニーヌ・ヤンセンのブルッフの協奏曲が今回のベル
リン・フィルと4年前のコンセルトヘボウとで二種類の演奏の録画が出来ました。この二つ
の演奏を比べてみるのは大変興味深いです。(ベルリン・フィルは、2月13日深夜のNHKプ
レミアムシアターで録画)
以下はあくまで私見ですが、
コンセルトヘボウからベルリン・フィルは約4年が経っています。ヤンセンの大きく体を動
かしながらの演奏は変わりませんが、体の動きに余裕が出てきた感じがします。コンセルト
ヘボウよりベルリン・フィルの方が、ホール?や録音?の違いにより音質が良い?ように聞
えます。ヤンセンのヴァイオリンの高音が繊細?に聞こえます。どちらもストラディバリウ
スの様ですが、外見から違うストラディヴァリウスの様です。コンセルトヘボウではほんの
少し演奏に荒さを感じましたが、ベルリン・フィルではそのような感じはせず円熟味を感
じました。私の耳はもうポンコツなので、他の人が聴けば違う印象かも知れませんが。
4年の間に、音楽的に向上したようです。世界的ヴァイオリニストに対して、少々生意気な
言い方ですが。(^^;
(写真は全て他からお借りしました)
今回録画のラハフ・シャニ指揮ベルリン・フィル(ベルリン・フィルハーモニー・ホー
ル)。ヤンセンの腰が据わっています。マイクはおそらく天井から吊ってあると思います。
4年前録画のダニエレ・ガッティ指揮ロイヤル・コンセルトヘボウ(コンセルトヘボウ・
ホール)。マイクが下の方に見えます。
NHKもこの人をひいきにしている様で、ヤンセンの弾いた主要なヴァイオリン協奏曲は
ほとんど放送されたと思います。(^^;
ジャニーヌ・ヤンセンの演奏は、テレビの録画でしか知りませんが、どれも私に十分満足
させてくれます。今後も”NHK様”にヤンセンの放送を期待しています。(^^;
蛇足ですが、上記のベルリン・フィルのジルヴェスター・コンサート2021の前のミラノ
・スカラ座の「マクベス」の録画は、時代背景が大きく変わっており、私の様なオペラ初心
者には興ざめです。最近のオペラはマンネリを避けるためか、時代設定を変えた演出が多い
と思います。(^^;