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2A3pp差動全段トランス結合アンプ リフォーム [オーディオ]

カナダ マルコーニ製のJAN2A3Wです。この2A3をA級PPとして、タンゴのNC-16をドラ

イバートランスとして5687でドライブしています。(A級動作に対してはドライバーとは

言わなかったかもしれませんが?。)

今回5687を6CG7に変更して改良することにしました。後はカソードの定電流回路の消費

電力を軽減してやり、長期安定動作を目指しました。

(JANとは米軍の真空管規格でJoint Army and Navyです。お尻のWは耐震型の意味です。

何故カナダの会社が米軍用真空管を作っていたのかは、私には分かりません。(^^;)


この10年間はテレフンケンのEL34ppウイリアムソン型の高NFBアンプで聴いておりまし

た。しかし最近ムラムラと直熱三極管による無帰還アンプの音がまた聴きたくなりました。

ずっとほったらかしで埃をかぶっていたこの2A3ppトランス結合無帰還アンプをリフォー

ムすることにしました。

(写真は他からお借りしました)

d1048807971.1.jpg

新品のまま死蔵していたシルバニア製の6CG7/6FQ7です。5687のプレート抵抗値が少し

NC-16の1次の推奨範囲から外れているので、6CG7に変更しました。

(写真は他からお借りしました)

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回路図です。

予算0円なので手持ちの部品を使いました。手持ちの抵抗の組み合わせで値を造ってい

るので、図がスマートではありませんが。(^^;

トランス類は、旧タンゴのMS-360、FW-100-5、MC-350D、NC-16、タムラTKS-5

です。

2A3pp全段トランス結合改修版Vr2.jpg

改修が終わったら、アンプ本体の写真と、試聴結果を出すつもりです。(^^;


蛇足ですが、カナダ マルコーニ社はイギリスの旧GEC社の関係会社の様です。ヨーロッパ

の会社も買収、合併、分割等が繰り返されており、正確には分かりませんが。(^^;

マルコーニはイタリアでは評価されず、イギリスに渡って評価されイギリスの電気通信の

歴史を作った人です。マルコーニの名を冠した会社がイギリスにあっても不思議ではあり

ません。

私が学生時代初めて作ったアンプに使用したKT-88はGECでした。

(写真は他からお借りしました)

20230512_17.jpg

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