テスターの抵抗測定用補正プローブ作りました [オーディオ]
この前買ったデジタルテスターは、10Ω以下がひどいので補正用のプローブを作りまし
た。バナナとワニ口が付いたコードに0.51Ωの抵抗を付けただけですが、これで0アジャ
ストしたのと同じことになり、正確に測れるようになりました。まあ、10Ω以下の抵抗
を計る事は滅多にないのですが。(^^;
先日初めて充電しようとしたら、付属のUSBコードが断線しており焦りました。仕方が
無いので下の灰色のコードを買いました。
この中華製テスターの腹立たしい事の2個は解決しましたが、残りの静電容量の1000pF
以下の測定はどうしようもありません。このテスターでは大きな容量にだけ使い、pFの
オーダーは静電容量計のUA6013Lで使い分ける事にしました。
測定器は、きちんとその性能を発揮して、まともな測定値が出てこないとさすがにイライラ
してしまいます。(^^;
アナログテスターばかり使ってきて、このテスターを使うとスイッチをカチャカチャ回さ
なくても、Auto機能により自動で大変便利に測定してくれるのに驚きます。特に交流と直
流の電圧や抵抗を自動で判別するので便利です。良い物だとは思うのですが。(^^;
VU計を作っています [オーディオ]
キットで安かったので買ってみました。説明書は付いていません。ネット上を探し回って
情報を集めました。
電源はAC12V300mAの手持ちのトランスを使いましたが、消費電流は20mA程度な
ので、電圧が12V端子に16V位出てしまいますので300Ωを入れて約12Vにしました。
1kHzの信号を直接入力すると約20mVで0dBになりますので、感度が良すぎるので
抵抗300kΩを直列に入れてやって、ポテンショメーターをぐりぐり回して大体ですが、
0.775V=0dBuにできました。
説明書の紙切れ1枚も無い、こんなキットを売っている人の常識を疑いますが、「安い」の
で文句は言いません。(^^;
品名や型番もアマゾンには書いてありません。基板にVU-01 VR:A1とあるだけです。

バラック配線でこのキットの動作の見当がついたので、ケースをどうするか検討中です。
真空管アンプと、バックライトで照らされたレトロなVU計の針の動きを見ながら、真理
ちゃんのレコードを聴くのもおつな物ではないでしょうか。

デジタルマルチメーターテスター [オーディオ]
ついこの前2万μFまで測れる静電容量計を買ったばかりでした。よく調べてみると、10万
μFまで測れるテスターがありました。ちょっと悔しかったのでこのテスターも買ってしま
いました。全面タッチパネルのUSB充電で、測定機能も色々付いています。自動測定もで
きます。アナログテスターを常用している私としては、もうこんな時代になっていたのか
と浦島太郎の気分です。テスターは常用のアナログで十分なのですが、冥途の土産にしよ
うと思って買ってみました。(^^;
私が購入したのはFS8233proですが、YouTubeでは同型機と思われるANENG621Aとして
紹介されています。中華製の製品は同一モデルを色々なブランド、型番で売っているので
どれが本家か分かりません。(^^;
付属の日本語の取説は怪しげな日本語と、訳されていない中国語が残っています。文字も
小さくて読みにくいので、英文のマニュアルを探してダウンロードしました。(^^;
機能は豊富ですが、測定精度については静電容量と抵抗値は少し残念です。
FS8233pro

実際に新品の22pFと0.22μFと470μFのコンデンサーをちょっと測ってみました。
ムラタの22pF±5%のセラミックコンデンサーは、
下の静電容量計UA6013Lでは22.7pFでした。
上のデジタルテスターFS8233proでは0.043nF=43pFでした。22pFのコンデンサーが
43pFでは何を測っているのか分かりません。テスト棒を外してジャックの穴に直接コン
デンサーのリード線を差し込んで測ると、なんと0.023nF=23pFが出ます。9.999nF
レンジだけ±(10%reading+40digits)と取説にありますが、色々測って1000pF以下
の測定は???だと思います。テスト棒をジャックに挿しただけで約0.016nFが表示さ
れます。テスト棒を抜けば0.000nFが表示されあたかも0アジャストがされた様な状態
になります。直接コンデンサーのリード線をジャックに差し込んで測れば我慢できる範
囲に何とか入ります。9.999nFレンジは、恐らく設計ミスか、プログラムのバグでしょ
う。(^^;
指月のTMEシリーズ0.22μF±10%はテスト棒で、UA6013Lは0.216μFで、FS8233pro
は218.5nF=0.2185μFで問題ありません。
ニチコンのFGシリーズの470μF±20%は、UA6013Lは517μFで、FS8233proは527μF
でテスト棒で測っても問題ありませんでした。大きい容量は大丈夫なようです。
下のUA6013Lは静電容量専用機なので、容量測定も交流を使ったブリッジ式でアマチュア
が使うには十分な性能です。2万μF以上測れれば上のデジタルテスターは買わなかったので
すが。(^^;
UYIGAO UA6013L

秋月キット

抵抗は、1Ω以下の0.1Ωや0.5Ωは0.0Ωの値しか出ずに計測不能でした。特に10Ω以下は
測ってみるとかなり誤差が大きいです。1Ωを測ると0.1Ωと表示されます。(^^;
10Ω以下において±(0.8%reading+3digits)は大嘘です。(^^;
3年前に購入した下の激安テスターでは、0.1Ω抵抗の測定値0.5Ωからテスト棒のリード線
をショートした時の抵抗0.4Ωを引いてやれば0.1Ωになり一応実用になります。100Ω以下
では激安テスターもお蔵入りできません。さらにFS8233proは50Ω以下の測定時には勝手
に導通テストモード?になりビープ音が鳴るのでうるさくて測る気になれません。抵抗レン
ジは100MΩまであるので、絶縁抵抗の測定を想定しているのでしょう。
低抵抗も静電容量と同様に0アジャストがおかしいのではと思いました。テスト棒を外して
1Ωをジャックの片方に挿入して、片方に測定用に0.1や0.5Ωを挿入して測ってみると、な
んとちゃんとした数値が出るではありませんか。テスト棒の抵抗値は0.4Ωなので0.6Ω足り
ません。1Ωの抵抗値を持つテスト棒を作ってやればちゃんと測れるはずです。簡単に作れ
るので不問にします。

アマゾンでは豊富な機能をPRしていましたが、測定器は精度が命だと思います。やはり中
華製かと思ってしまいました。このテスターがターゲットにしている分野(電気工事、工場
、車の整備等々?)の測定には、それなりに便利に使えるのでしょうが、私の様なオーディ
オ分野や電子工作等はもう想定していないのでしょう。少し選択を誤ったかもしれません。
1000pF以下の小容量や10Ω以下の低抵抗の測定に限っては、このままでは使う気になりま
せん。しかし、少し工夫すればほぼスペック通りの測定が出来る事が分かったので一安心で
す。(^^;
YouTubeでいくつかこのモデルの同型機のテストの様子を出していますが、私と同じよう
な指摘例も出ていました。固体としてのハズレではない様です。
ずいぶん昔から使っている、サンワのCX-506です。色々な意味で今でも「安心感」を持っ
て測定できます。ならば、デジタルテスターなんぞ買う必要は無いだろうといわれてしまい
そうですが、新し物好きでもあるので悪しからず。(^^;

静電容量計 [オーディオ]
また衝動買いです。(^^;
私は4日前に70歳になりました。健康保険も2割負担になりました。
あと何年生きられるか分かりませんが、以前から欲しいと思っていたものは、小遣いの
範囲で買える物は買ってしまおうと思うようになって来ました。高価な時計などを買う
のとは意味が違います。(^^;
真空管プリアンプ等は、直流点火のために大容量のコンデンサーを投入するので2万μFま
で測れるのは重宝です。ちょっと高いデジタルテスターでは10万μFのものもあります。
新品のコンデンサーは滅多に規格内に収まらない容量のものは無いので気休めの測定です
が。(^^;
後はMCヘッドアンプにも大量に投入しているので測ってみようと思います。これくらいし
か思いつきません。その他は、使い古しのコンデンサーのチェックでしょうか。(^^;

下はこれまで使っていた秋月のキットです。最大500μFです。今でも950円位で販売されて
います。安くて重宝に使えました。これ以前はアナログテスターで約20μFくらいしか測れ
ませんでした。

Wanptek 可変直流安定化電源 30V 10A 買ってみました [オーディオ]
少しですが、クレジットカードのポイントをアマゾンギフト券にして、この電源を買って
みました。この前作った周波数カウンターキットの5.3~6Vの電源を9Vのアダプターと
LM317で作る前に、まずは、この電圧での動作を確認したかったからです。これ以外にも
真空管のヒーターの動作確認等色々使えると思いますが...。(^^;

なにぶん思いつきの衝動買いなので、今後どのくらい使い道があるかはこれから考えます。
(^^;
数十年前に秋月の定電圧電源の基板キットを買ったのですが、電源トランスやケースも買う
と結構高くつくので、未だに作らずじまいでした。(^^;
天地真理 「Love In Blue」を聴くために [オーディオ]
まだレコードのジャケットの写真がソニーミュージックに出ていません。(^^;
真理ちゃんの"新しい"レコードに敬意を表して、真空管プリアンプの抵抗やコンデンサー
をオーディオ用と称するちょっと高価な部品に取り換えました。(^^;
真空管パワーアンプの部品も一部替えたのですが、残りは現在小遣いとにらめっこしてい
ます。

抵抗はアムトランスのカーボン、コンデンサーはASC X363などです。
周波数カウンターキット [オーディオ]
もう3ヶ月くらい前の話になりましたが、中国発送の周波数カウンターキットも届かず全
額返金となりました。税関を通過出来なかった計装アンプモジュールより前に注文してい
たものです。(^^;
(これらのトラブルから数か月経って冷静に考えると、どうも中国のコロナによるロック
ダウンが影響して中国国内の物流が混乱していたのが原因の様です。返金済の中国発送の
周波数カウンターキットも1か月以上遅れて、結局届きました。)
全額返金後すぐにアマゾン発送の周波数カウンターキットを買いなおしました。しかし、
今度は1N4148のダイオードが入っておらず、アマゾンで購入しました。もはや意地でも
完成してやろうと思っています。(^^;
アトメルのPIC16F628Aを使用しているので、入力する発振器の電圧はCMOSのスレッシ
ョルドレベルを超える電圧が必要です。発振器の最大出力電圧であれば十分なのですが、
発振器の電圧はオーディオ用としてはmVでの使用が多いので、ボリュームを絞ってしま
うとスレッショルド電圧を下回ります。そのためカウンターに周波数は表示されなくなり
ます。それでは面白くないので、発振器の出力部分に少し工夫をする必要があります。

下の発振器の出力には、矩形波の端子とサイン/ノコギリ波の端子がついており、周波数は
連動しています。矩形波は出力電圧ピークツーピーク8V固定ですのでこれを周波数カウン
ターに入れてやります。サイン波の出力を絞っても同じ周波数の矩形波を読み取るので表示
が消えることはありません。(^^;
この発振器の出力には何故かDCが重畳しているので、コンデンサーでカットしてやり、後は
mVレベルの出力電圧が調整しやすい様にアッテネーターを入れてやるつもりです。

以上が上手くいくかどうかは、実際に連動させてみないと分かりません。秋月が販売して
いた頃の説明書の通り、周波数カウンターの電源5.3~6Vを作るつもりです。
この発振器にはアッテネーターなど外付け回路を付けるので、その内周波数カウンターと
合わせて一つのケースにまとめるつもりです。
旧三栄無線キット 6BX7シングル・アンプ SA-523 [オーディオ]
自作のEL34ppウイリアムソン型のパワーアンプをオーバーホールしようと思い、お蔵入り
していた6BX7シングルをこの間に聴いてみようと思いました。昔はGOODMANS Axiom80
MkⅡとこのシングルアンプで、心地よくレコードを聴いていたのを思い出します。
(下は、私の6BX7シングルSA-523です。)
(お蔵入り中のGOODMANS Axiom 80 MkⅡ。写真は他からお借りしました)

(写真は他からお借りしました。私が頂いた時のDevonもこんな感じでした。勿論自分で
エッジの修理はしました。)

真空管は今はRCA6BX7とNEC12AX7を挿しています。(オリジナルはウエスチングハ
ウスの6BX7と松下の12AX7Tでした。)
実にシンプルな回路です。昔、少し改造していた所は元に戻して、ほぼオリジナルの状態
で聴いています。
聴いた印象は、EL34ppよりは少しこじんまりとした音に聞こえます。先入観かも知れま
せんが。(^^;

発振器3種 [オーディオ]
RIGOL DS1102Z-EのFFT機能を使って手持ちの発振器の高調波歪成分を測ってみました。
1kHzを基準とし3k、5k、7kHzの3点のスペクトル強度を2乗して足し算したものの平方根
をとり基準値で割ってやります。dB値を比の値に直して計算しました。

下の発振器キットはなんと歪率5.8%でした。オシロで波形だけを見るのであれば問題は
無いのですが、ちょっと値が悪すぎます。1kHzで1%以下が欲しい所です。YouTubeで
は5.1%の例もあります。しかし、アマゾンのコメントでは1%以下というのもありました。

何かおかしいと思いXR2206のデータシートを見てみました。13~14ピンに繋がっている
500Ωの半固定抵抗でサイン波の高調波歪をアジャストすると書いてあります。上の中華
製キットではここは330Ωの固定抵抗が入っています。秋月のXR2206を使った別の発振
器キットの説明書では、500Ωの半固定抵抗を200Ωに合わせると書いてあります。
とりあえず200Ωの固定抵抗に取り換えたらなんと1.5%まで下がりました。ならばと急遽
アマゾンで半固定抵抗を取り寄せて、500Ωの半固定抵抗を工夫して基板に取り付けてア
ジャストしてみたらなんと0.86%になりました。一応1%を切りました。(^^;
(下の回路図はXR2206のデータシートの回路例です)

500Ωの半固定抵抗を調整して、0.86%になった時の実際のオシロの画面です。
WaveGeneとUA-3FXでは歪率0.5%でした。


下のラックスキットは歪率0.3%でした。さすがラックスです。

RIGOL DS1102Z-E [オーディオ]
これまで、中華製のキットのオシロを使って来ましたが、やはりもう少しちゃんとした物
が欲しくなり、家内を口説いてRIGOLを買いました。電子工作マニア向けの定番の機種で
す。家内から「またおもちゃが増えたわね」とイヤミを言われました。(^^;
デジタル分野の機能が沢山ついている様ですが、私はオーディオアンプの波形を見るため
に使用します。FFTの機能もあるので高調波歪も観察できます。
上位機種は発振器も内臓していますが、このモデルは付いていません。ちょっと残念です。
(写真は全て他からお借りしました)

アマゾンではもっと安いオシロも出ていますが、中華製とは言えRIGOL JAPANもあり、
日本語のマニュアル等もシリーズ共用ですが一般公開されており、購入前に機能や仕様を
細かくチェックできるので、通販での購入でも安心できます。もちろんアマゾンの国内発送
です。(^^;
数年前に購入した中華製オシロキットも、ちょっと良いテスターを買う程度の値段で、波形
観察の他mVの交流信号の電圧や周波数も測定できるので大変重宝していました。本当は私
の場合はこれで十分なのですが。(^^;

最近はアンプいじりよりも測定器いじりばかりになっています。(^^;