水口貴裕チェロリサイタル [コンサート]
昨日、東京文化会館小ホールで行なわれた水口貴裕さんのチェロのコンサートに行ってきました。金曜日の会社の帰り際に偶然ネットで見つけて、上野は帰り道で開演時間に間に合うので行ってみました。
曲目は
◇ボッケリーニ チェロ・ソナタ 第6番 イ長調
◇シューベルト チェロ・ソナタ 「アルペジョーネ」イ短調 D.821
◇フォーレ チェロ・ソナタ 第1番 ニ短調 作品109
◇ブラームス チェロ・ソナタ 第2番 ヘ長調 作品99
興味深かったのは、使用弓と使用楽器の解説がパンフレットに載っておりました。解説から推測しますと前半のボッケリーニとシューベルトがボワランの弓で後半がペカットの弓で弾かれたと思います。
ボワランの弓は「繊細」と書いてありましたが私にはあまりにも繊細すぎて東京文化会館小ホールでもちょっと無理があるのではないかと思いました。サロンコンサートなどの比較的小さな会場でないと良さが発揮されないような気がしました。一方、ペカットの弓はボワランと正反対で、低中高音とも私のイメージするチェロの「良い音」でした。
私は、恥ずかしながら初めて生でシューベルトのアルペジョーネソナタを聴いたわけですが、ボワランの弓のせいもあると思いますが、あらためてレコードで聴いているアルペジョーネソナタのロストロポービッチの演奏の素晴らしさを再認識しました。
演奏の方は、最後のブラームスはなかなか良かったと思います。恐れ多いのですが、1点だけ苦言を言わせて頂けば、プロのリサイタルですので終始楽譜を見っぱなしと言うのは如何なものかと思いました。(前の方の席でしたので目線が譜面をずっと追っているのがよくわかりました)アンコール曲3曲も最後の「白鳥」だけが譜面なしでした。
ロストロのアルペジオーネ、いいですね。冒頭から大きなリタルダンドが入るブリテンのピアノも凄い!! 最近は鈴木秀美さんによるピリオド楽器のチェロ・ピッコロの演奏も楽しんでいます。
by mickey (2009-01-10 22:18)
mickeyさん
ロストロポービッチのアルペジオーネは何度聴いても飽きません。(^^;
by たこやきおやじ (2009-01-13 11:46)
この人はプロじゃないと思います
演奏もまったく上手くない
by びび (2009-04-03 11:54)
びび さん
はじめまして、コメント有難うございます。
私も次は行かないと思います。(^^;
by たこやきおやじ (2009-04-06 13:16)