天地真理は必ずしもファルセットだけで歌ってはいない [音楽]
天地真理はいわゆる「ファルセット」の発声法を使っているとされています。では天地真理
の歌はファルセットだけで歌われたのでしょうか。私はファルセットを中心としているとは
思いますが、歌の表現に合った色々な音色や声質をうまく取り入れて、天地真理の歌は
歌われていると思います。
(写真は全て他からお借りしました)
「ひとりじゃないの」を1例として分析してみます。
楽譜通りA♭で歌っているとして
♪ ひとりじゃないって すてきなことね ♪
♪ ふたりでゆくって すてきなことね ♪
などのところの て のE♭の音や ね のFの音は声帯をビリビリと振動させた声です。
これはファルセットとは明らかに違う発声だと感じます。いわゆるサビの部分で、力強さ
が必要なところで見事に声質を変えて表現しています。全体としてもこの曲の味わいにも
なっていると思います。また音程が低めの曲なのでほかの所も全部を必ずしもファルセット
で歌っているとは言えない感じがします。(いわゆるソプラノの頭声と言われる声)
ただし、私には天地真理のファルセットの発声方法が今ひとつ理解できていないので
間違っているかもしれませんが.....。(^^;
天地真理は発声方法はよくわかりませんが、何種類かの音色の声を曲想等に合わせて使い
分けていると思います。これが、私が何回聴いても飽きない理由の1つのような気が
します。(^^;
コメント 0