チェロレッスン バッハ無伴奏チェロ組曲第1番 ポジション移動と拡張型 [チェロ]
月曜日は約1ヶ月ぶりの田澤先生のレッスンの日でした。1ヶ月あったのでかなり練習できたつもりだったのですが...。
アルマンドの出だしはまあまあだったのですが、やはりポジションを移動しての拡張型がヨタヨタでした。先生はすぐに私の弱点を見抜かれて、この日は徹底的にポジション移動しての拡張型の手の形を練習させられました。
例えばA線のレを①で押さえて②がミ③がファ④がファ#です。①と②の間が1度開きます。①の指が私はギターの癖なのか人差し指が少し曲がって押さえてしまいます。そのため②③④がよく伸びず低めに抑えてしまっていました。①の指が真っ直ぐ伸びて②の指とでハの字ができないとうまくありません。
Ⅲポジションの拡張型と言ってしまえば簡単なのですが、ここはⅣポジションからの移動でさらにすぐにⅠポジションに移らなければなりません。左手の形がポジションごとにパッパッと決まらないと音程は当然ヨタヨタになってしまいます。
この辺の事は過去のレッスンでも少しはやりましたが、まだ10回くらいしかレッスンを受けていませんので身に付くほどはやっていません。田澤先生は実践で身につけさせようという作戦のようです。
このような練習を練習曲できちっと出きるまで練習したら、私などはたぶんウンザリしてしまいます。しかし、バッハのアルマンドの一部となれば、私のこの曲をちゃんと弾きたいという欲求がありますのでいくらでも弾けるまで練習してしまいます。
プレリュードの出だしも見てもらいました。予想していた通り肘が8の字を描くようにと言われました。まだ手先で弓をコネているような感じであるのは自覚しておりました。
最後に、田澤先生は私がシューベルトのアルペジオーネソナタの楽譜を持っているの見られて、少し弾いて見せていただきました。譜面を少し見ておりますので当然わかっていましたが、実際に運指を見ると、やはり出だしからハイポジションの連続でとても難しそうでした。田澤先生は「後2年ぐらいしたら」この曲をやりましょうと言われました。私の感覚では後5年くらい必要だと思っています。
この曲を私にリクエストしている内のカミさんが怨めしく思われました。何度も書きますが、この曲が弾けるようになったら高級な良い楽器を買ってもらえる約束になっております...。
もっとも、家内はアルペジオーネソナタがどれほど難しい曲であるのかは分かってはおりませんので仕方がないのですが。
先生に就いて、というのはやっぱり良いでしょうね。運指のむずかしいところ、色々とでてくるでしょう。多分、歯痒いほどにうまくいかないところなども。でもやっぱり、繰り返すうちにはいずれ、身についているということも期待され・・・・5年かどうか分かりませんが、思う曲をもっと早くに出来ているかも。ビデオで、何人かのサン=サーンスを弾くのを見ていたら、またこちらも日常的にやりたくなって、「序奏とロンド・カプリチオーソ」だとか「バッハのヴァイオリン協奏曲」などですが、たのしんでやり始めています。ポジションなども、またあれこれ変えてみたりの、工夫しながらですね。
by extraway (2008-07-23 19:05)
Rostropovich、Yo Yo Ma、Casalsとこの曲、3人の演奏を聴いてみました。チェロの演奏技術的なことは良く分かりませんが、でもこういう曲に入られているということは、たいしたものだと思います。
by extraway (2008-07-23 22:31)
extrawayさん
私は、クラシックギターの独学で失敗しております。晩年小原聖子先生に習いに行きまして奏法、テクニックに関して目からウロコ状態が沢山ありました。せめて学生のころちゃんと習っていれば相当難しい曲もバリバリ弾けるようになったのではと悔やんでおります。
チェロはやってみますと、ヴァイオリンよりは易しいと思っておりましたがなかなか難しいです。また、田澤先生はヴァイオリンが弾ける人でも簡単にはチェロは弾けませんと言っておられました。確かに、大きさ、構えが全然違いますので当然です。また調弦もヴァイオリンのソレラミに比べドソレラで私にはちょっといやらしく感じます。
by たこやきおやじ (2008-07-24 18:11)