チェロ練習 楽器は生き物 [チェロ]
チェロを練習しておりますと、最近指板の反りが気になります。
大分前に先生に教えて頂いたのですが、チェロの指板は、乾燥すると上に反り湿度が高いと下がるそうです。この変化を見越して弦の高さは調整しておかないといけないそうです。
確かに今は冬の乾燥期ですので私のチェロの指板もかなり上に反っております。駒よりの指板の先のところが弦にかなり近くなっております。
ギターではネックの反りは大きな欠陥となりますが、チェロの場合はフレットが無く弦の張力もほど良いので反りのためにもの凄く弾きにくくなるというわけではありません。
また、最近気がついたのですが、エンドピンを固定するネジが硬く締め付けすぎても、弱すぎても雑音が入ることがわかりました。特にA線D線です。ほどよく締めてやるとクリヤな音になります。
音程は、今までは弾くのに精一杯で冷静に音程を聞く事ができませんでした。最近は開放弦と共振する音は少し冷静に聞くことが出来るようになりました。ⅠポジションですとC線のレ、G線のラとド、D線のソ、A線のドとレが音程が合っていると開放弦と共振しますので音がズレるとすぐわかります。
これは、基本的なことで、私も習い始めたころに教えて頂いておりましたが、実際にやっと出来るようになって来ました。理屈ではわかっていてもなかなか出来ないものです。
いくら指が回っても、音程がズレていては自分でも聞くに堪えません。
また、最近左肩を軽く後ろに引く構えになってから左肘や左手の形がよくなったのか、ビブラートがかなり自然にかけられる様になって来ました。
フレットのない楽器は音程を取るのが大変だろうなと思っていたのですが、いろいろなヒントがあるのですね。
by nyankome (2009-03-03 20:51)
nyankomeさん
そうですね、この開放弦との共振がなければとんでもなく音程を取るのは難しくなると思います。
練習曲などはこれと、開放弦そのものの音を混ぜて練習しやすくなっているものが多いと思います。
あと、運指も①~④の指が半音ずつ各ポジションで固定的に使いますのでギターなどではあまりやらない運指が多いです。
by たこやきおやじ (2009-03-04 10:30)