メトロポリタンオペラ 歌劇「ばらの騎士」 リヒャルト・シュトラウス [音楽]
先週の日曜日にメトロポリタン歌劇場の「ばらの騎士」を録画しました。
指揮はエド・デ・ ワールトで、全般にリヒャルト・シュトラウスらしくない抑えた指揮のように思いました。伴奏に徹した演奏の様に聴こえました。
ルネ・フレミングの侯爵夫人、スーザン・グレイアム(グラハム)のオクタビアン、クリスティーネ・シェーファーのゾフィーの配役でした。
ご両人とももう50代だそうで、十代の青年貴族オクタビアンには少し無理があると思いました。
ルネ・フレミングは侯爵夫人にはちょうど良い年齢ですが、もともとチャーミングな顔立ちなので、憂いを含んだ晩年の貴婦人には少しイメージが違う気がします。
ゾフィー役のシェーファーは四十代半ばのようで、これまた十代の娘役には無理があります。
私の、いつもの悪い癖で、オペラに妙にリアリティーを求めてしまいます。
しかし、第3幕の料理屋でのオックス男爵のドタバタが終わった後の3人の歌は、さすがに上手いと思いました。
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