天地真理で聴きたくなかった「わが祖国」 [音楽]
天地真理が九段会館で歌った「わが祖国」は奇しくもスメタナの交響詩と同じ大層な邦題
が付いていますが、当時の翻訳歌詞にありがちな曖昧さが出てしまった例でしょう。
歌詞を聴けば、この国ってどこの国?、皆って誰?となってしまう国籍不明な歌になって
しまっています。原曲はアメリカの国土を賛美した良い曲だと思いますが、これを日本語
で日本人の歌手が日本で歌うとなるとむつかしい問題が残ります。山や小川はどこの国
にもあります。ほんのちょっと日本が感じられる言葉を入れればよかったのではと思い
ます。日本語の歌詞自体が日本を前提としていると見ることもできます。そうであれば
、原曲は日本の中学生でも分かる英語で広大なアメリカの大地を実に上手く表現してい
るのに対し、日本語歌詞はあまりにもお粗末で、日本てそんな程度なのと思ってしまう
のは私だけでしょうか。
(写真は全て他からお借りしました)
今更、何を言っても仕方がないことですが。(^^;
ここは「夏を忘れた海」の後の曲なのでアップテンポの曲を持ってきたのでしょうが
何か他の曲でも良かったのではと思います。
会場は手拍子で盛り上がってた様ですので悪いとまでは言いませんが.......。
「またあなたの屁理屈、聞き飽きました。もっと素直に私の歌は聴いてくださいね」
と、また嫌われてしまいそうですね。(^^;
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