ロミオとジュリエット メトロポリタンオペラ [音楽]
先週BShiのメトロポリタンオペラを連続して録画してみました。 私の好みからいきますと、アンナ・ネトレプコとロベルト・アラーニャ、指揮はプラシド・ドミンゴのグノー作曲「ロミオとジュリエット」が良かったです。
写真はロミオ(アラーニャ右)とジュリエット(ネトレプコ左)がつかの間に結ばれた時の(ラブシーンと言うのでしょうかはたまたベッドシーンと言うのでしょうか)実際の画面です。(他からお借りしました)
「セビリアの理髪師」(途中から観て録画し忘れました)、「連隊の娘」、「ヘンゼルとグレーテル」、「マクベス」と「ロミオとジュリエット」が続けて放送されました。セビリアとロミオ以外は時代設定が近、現代の演出になっており私好みではありません。
「ロミオとジュリエット」はネトレプコとアラーニャの熱演が良かったです。特に神父から仮死状態になる薬をもらう辺りから終わりまでのネトレプコのドラマチックな歌が良かったです。ネトレプコは私の好きなアンジェラ・ゲオルギューに迫る歌手だと思います。
この3連休にまとめて観ましたが、HDDに生き残ったのは「ロミオとジュリエット」だけです。やっぱりアラーニャとネトレプコは上手いです。また三大テノールのプラシド・ドミンゴが指揮をしているので興味深く聴きましたが、ドミンゴの指揮はあまり目立ったところはなく良く言えば歌を中心にした指揮だと言えると思います。
蛇足ですが、「連隊の娘」は時代設定が第1次世界大戦くらいだと思うのですが、本来はナポレオンの時代の話だと思いますので非常に違和感を感じます。「マクベス」もそうです。「ヘンゼルとグレーテル」にいたっては、ほとんど現代に設定されています。こういう演出が全て悪い、嫌いというわけではありませんが、時代感覚やストーリーと大時代的なセリフや歌詞としっくり来ない演出はいくら音楽が良くても好きになれません。
また、蛇足ですが、司会のルネ・フレミングが指揮者のドミンゴにインタビューしたシーンで、ドミンゴはオペラは第1に歌であり第2に歌手が役柄を上手く演じることだというような事を言っておりました。しかし、私は、オペラは音楽と演劇の総合芸術だと思っておりますので、時代設定や歌手の衣装、舞台セット、演出などを合わせて観ております。
さらに蛇足ですが、私は決して人種差別をするつもりはありませんが、この「ロミオとジュリエット」の話にアジア系の人や黒人が少しですが出ているのには違和感を覚えます。これとは逆に例えば「蝶々婦人」を西洋人の歌手がやるのも大いに違和感を感じるのは私だけでしょうか。
金髪で、チョンマゲをしている大相撲。ううん・・・・どうなんでしょうね。白人だけのオペラであるはずのところに、例えばアジア系・・・・・。自身は、Tさんと感じ方、ちがいますけれどもね。
by extraway (2008-10-16 09:26)
extrawayさん
まあ、私も全てを否定するつもりはありませんが、観ているとしらけてしまうことが多いです。(^^;
by たこやきおやじ (2008-10-16 17:40)