村上洋一編・著「「スピン」とは何か」 [お勉強]
帯の「スピンがわかれば量子力学がわかる!」につられて買ってみました。(^^;
執筆者は村上洋一先生他に高エネ研の「チームわたスピ」です。「わたスピ」の意味は、
「私にスピンをわからせて!」ということだそうです。斜め読みで1回通して読みました
が、私のスピンに対するイメージは大きく修正しなければならないと思いました。
量子力学の教科書などを読む時の、副読本として使おうと思っています。
シュテルン=ゲルラッハの実験の意味が改めて良く分かった気がします。(^^;

昔、ファインマンが「量子力学を理解しているものは一人もいないだろう」と言った
そうです。人間の日常の感覚から類推するのは困難な現象を、どの様に理解して行く
のかが勉強の課題でしょう。数式が多少わかっても、その先にある物理現象が見えて
来ません。私の硬い頭では無理なのでしょうか。(^^;
私は子供の頃から、永久磁石はどうしてできるのか疑問を持っていました。中学で電磁石
を習い高校では電磁石の磁場の強さまで計算できるようにはなりました。しかし、やっと
大学の電磁気学の授業の磁場の所で、電子のスピンにより永久磁石が出来ることを習いま
した。当時はなるほどと思ったのですが、上記の本を読んだ後、当時の理解?したイメー
ジと比べると多分に不十分でした。(^^;
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