BWV996 Allemandeの装飾音で気が付いたこと [クラシックギター]
私はこれまで、バッハの曲の装飾音の運指まで真面目に考えたことはありませんでした。
今回、現代ギター誌の松尾俊介版の楽譜で気が付いたのですが、これまで下のDelcamp版
のAllemande冒頭部分のモルデントの様に弾くのは当たり前と思っていました。
現代ギター誌12月号の松尾俊介版では、③4③2②0となっています。弾きやすさも音色
も異なります。下手糞なアマチュアとしては迷うところです。(^^;
これからは、装飾音の運指にも気を使わなければならないと悟った次第です。(^^;
ネット上で見つけたFrederic Zigante版とも運指や編曲を比べております。このpdf版は合
法なのかどうかは分かりません。(^^;
どうでも良い事ですが、アルマンドを学生時代イ短調版で弾いて、他大学の女子学生に現代
音楽の様だと酷評されたと以前書きました。現在はホ短調で練習していますが、少なくとも
現代音楽とは言われないくらいにはなったと思います。(^^;
ところで、11月号のBW996のPraeludeの9小節目のTuttiの部分は松尾俊介先生が勘違い
をされている様です。解説文では⑥弦Dでは無いので譜例通りには弾けないので、添付楽譜
は9小節目のTuttiのDをオクターブ上げているという趣旨で書かれています。しかし、⑥弦
はDになっているので、解説文の譜例5の通り(原典版と同じ)で弾けます。
ひょっとすると松尾俊介先生は、最初プレリュードは⑥弦Eで原稿を書いて後で⑥弦Dに変更
したので、原稿がごっちゃになったのかも知れません。添付の楽譜だと③弦ソ♯と④弦ミを押
さえての⑤弦5フレットのレに4の指が私はとどきません。(Delcamp版も同じです)
3拍目のCはオクターブ上げざるを得ません。これと合わせるためにDを上げたという解説な
ら納得できますが。(^^;