現代ギター11月号のBW996のPraeludeの楽譜の事 [クラシックギター]
11月号のBW996のプレリュードの⑥弦Dで、後の12月号のアルマンド以降はは⑥弦E
なので、この調弦が996には私は良いと感じています。⑥弦Dにより、プレリュード前半の
Passagioの荘厳さがより演出されるのが良いと思います。アルマンド以降は弾きやすさの
観点から⑥弦Eで十分ではないかと思います。(^^;
という事で遅ればせながら、少しプレリュードから練習を始めました。しかし、この前書い
たプレリュード9小節目の問題に加えて、14小節目も問題がありました。松尾俊介先生は
どこかで訂正等の記事を書いてくれるのでしょうか。(^^;
楽譜はミスプリがあるものだと昔から思っていましたが、解説付きの楽譜なのでもうちょっ
としっかりと校正して欲しいものです。
下はDelcamp版のBWV996のプレリュード14小節目です。まず、赤字で書いた64分音
符のラの♮ですが、下のDelcamp版と同様に松尾俊介先生の解説の譜例7や添付楽譜でも
抜けています。運指から推測すれば明らかに♮です。原典版、Frederic Zigante版やカール
シャイト版ではちゃんと♮になっています。次に3泊目の32分音符のソの♯ですが、解説の
譜例7には♯が入っていますが添付楽譜には入っていません。これは原典版にも入っていませ
ん。下のDelcamp版やZigante版カールシャイト版には入っています。
上のDelcamp版ではソ♯の次のラ♮の下にミレと16分音符が入っていますが松尾俊介版で
はソ♯(松尾版では♯なし)の下に入ってます。解説の譜例7でも同じです。これは原典版も
含めて他の楽譜はラ♮の下です。さらに、ここの32分音符のソ♯ラ♮シの部分が32分音
符の3連符になっています。3連符に編曲したので弾きやすさから3連符の頭のソ♯の下に
ミレを持ってきたとも考えられます。もしそうなら解説に書いて欲しいです。
蛇足ですが、原典版では上の③と書いてあるド♯はド♮になっていました。
尚、私がDelcamp版の楽譜を出すのは、単にpdfなので綺麗で出しやすいからです。それと
著作権的にオープンであると思うからです。(^^;
蛇足の蛇足:現代ギターは未だに障害対策中です。大丈夫なのでしょうか。ひょっとしてプ
ログラムのバグではなく、顧客情報の流出かも?。