構え 右手 [クラシックギター]
この前、浜っ子カルメンさんが右手の構えについて書いておられました。旧来の右手は
バケツを持ち上げる時の様に、小指側へ手の甲が曲がった状態であると説明されていま
した。私はこれを「バケツ」型と名付けました。私は昔のNHKギター教室で、多分阿部
保夫氏だったと思いますが、手の重みでだら~んと小指側に垂れ下がるようにという事
を言っていたと、薄らと記憶しています。
一方で現代は、肘から小指の線を一直線にして構えると書かれていました。私はこれを、
「前にならえ」型と勝手に名前を付けています。(^^;
私の構えは、まだ少し「バケツ」型が残っています。最近は意識して「前にならえ」型を
やっています。「バケツ」型だと指を動かすとき、手首を曲げている分、何か指にブレー
キが少しかかっているような気がします。その分指に力が入ってしまいます。それに呼応
するかのように、左指の押弦にも力が入ってしまいます。
「前にならえ」型だと、ニュートラルな感じで指が軽く動かせます。
今は、形よりも指にプレーキがかからない、ニュートラルな感じの右手の構えを模索して
います。
マルツィン・ディラの右手は「前にならえ」型に見えます。