弦高調整 [クラシックギター]
銀座山野楽器本店のwebに書いてあったのですが、現在の桜井・河野や桜井は6弦4.0~4.2
mm、1弦3.0~3.2mmの弦高になっているそうです。これを、6弦3.8mm、1弦2.8mmと
するスペアのサドルを新品購入者の「希望者」には販売するそうです。
私の昔の河野と現在の桜井・河野とはもう別物でしょうが、この3.8mmと2.8mmの数値
を目安に削ってみることにしました。
240番の紙やすりであっという間に約0.4mmは削れてしまいました。2000番で仕上げまし
た。サドルの下がった分(0.4mm近辺)を12フレットの弦高に換算すると、小数点以下2桁
目を四捨五入で計算上丁度、6弦が3.8mm、1弦が2.8mmになっているはずです。
数値よりも自分で弾いた感じが大切なので、早速調弦し直して弾いてみました。
マヌエル・ベラスケスから河野に持ち替えた時のハイポジションの違和感がなくなりまし
た。また音質も予想通り少し柔らかくなり、落ち着いた音になったと思います。今回のこ
の河野の弦高調整は「成功」と言えると思います。Enriqueさんのノギスの利用方法がきっ
かけとなり、河野のナットとサドルを数年前に自分で取り換えて以来、気になっていたこと
が解消できました。Enriqueさんには感謝いたします。(^^;
満身創痍の1972年製河野7号ですが、時々弾いてやっても良い状態になったと思います。
マヌエル・ベラスケスのおさがりの弦ばかり張っているので、今度新品の弦を張ってやろう
と思います。(^^;