GOTOH / 40G2000-2W-GG 糸巻衝動買いしてしまいました [クラシックギター]
新品で、大変安くヤフオクに出ていたので衝動買いしてしまいました。(^^;
もはや糸巻の39mmの新品は、このGOTOHのモデルくらいしか現在は入手はできない
ようです。
この前、1972年製河野8号の糸巻のオーバーホールをしたのですが、その内ペグコンポジ
ションに馴染むだろうと思っていました。しかし、ギシギシはすべて解消したのですが、
1弦と3弦だけは何故か回転が大変重くて、私としては嫌な感じです。おそらく金属部品
のウオームギアのどこかが歪んでしまっているのでしょう。
古いギターを割り切ってだましだまし使う分には、十分な状態ですが、私としては、特に
高音弦の調弦がスムーズに出来ないのは精神衛生上よくありません。
あと細かい事ですが大昔、2弦のギアを止める黒いビスを無くしてしまって、とりあえず
3mmのビスでハマるものを、偶然手持ちの古いオーディオ部品から探し出して使って来
ました。人前で弾く訳ではありませんので、誰も気づく人はいませんが、私はこれが何故
か大変気になっていました。
今回モノタロウで、同型の丸皿黒の3MX8のビスを見つけたので取り寄せました。しかし、
この河野のギアには合いませんでした。ルーペでよく見るとネジ山の間隔が違いました。
当時河野が採用した糸巻のビスは、現代のISO規格ではなく旧JIS規格だったのです。
同型の旧JIS規格のネジも業者向けでまだあるようですが、小分けで販売しているのは見つ
かりませんでした。(^^;
生来テキトーな性格の私ではありますが、これらの糸巻に残った問題が気になって仕方が
ありませんでした。ならばいっその事、新品を買ってしまえば良いと決心しました。
この前の糸巻のオーバーホールで、取り付けに自信が出来てしまったのも一因かもしれま
せん。(^^;
この新品のGOTOHの糸巻は、元の河野のヘッドのローラー穴とネジ穴に、ピッタリと合い
ました。(勿論、GOTOHのHPで仕様の詳細は調べておきました)
元の河野の糸巻もGOTOH製だと思います。(^^;
古い河野に、無駄な投資であったのかも知れませんが、スムーズに調弦できる様になったの
で、気持ちよく弾けるようになりました。調弦時のチューナーの細かいフラツキが無くなり
ました。音もスッキリとしたようです。
音質、音色においては、マヌエル・ベラスケスに大きく引けを取りますが、この河野には
一層”愛着”が湧いてきました。(^^;
5/4訂正;河野7号ではなく、8号の誤りでした。何故か最近はずっと7号だと思っていま
した。ラベルをよく見るとNo.8と書いてありました。(^^;
GOTOH/40G2000-2W-GGに取り換えた1972年製河野7号です。
天地真理 「とび出せ!真理ちゃん」 ゲスト 宍戸錠 大谷淳、湯原昌幸 フィンガーファイブ 谷啓 鶴間エリ 岸部四郎 [日記]
「イワンのばか」後編でした。
金魚は本当に死んでしまったのでしょうか。(^^;
(写真は全て他からお借りしました)(順不同です)
もうじき「恋人たちの港」になるのでしょうか。(^^;
4/27追加;
「量子とはなんだろう」松浦 壮 著 [お勉強]
私の様な古典物理、ニュートン大先生の考え方を(質点の位置や速度など)どうしても引
きずってしまっている者を、(要は頭が固いのですが)色々な角度から量子力学の考え方
に誘導してくれる良い本だと思います。数式も必要なところはちゃんと書いて理解しやす
い説明があります。
ハイゼンベルク、シュレディンガー描像、方程式やファインマンの経路積分まで解説され
ています。また、フェルミオンである電子とプランク定数の関係の種々の解説等は、私な
んぞには目から鱗でした。
最後には、量子コンピュータの解説もあり、量子の「状態ベクトル」、「重ね合わせ」、
「絡み合い」を違った角度から考えさせられました。
しかし、私なんぞはこの本を1回読んだくらいでは、わかった等とは言えません。今後
は、この本と量子力学の教科書を対比しながら読んで行くつもりです。(^^;
数式だらけの量子力学の教科書を読んでいく上での非常に有用な本と言えます。量子力学
を少しかじって、矢尽き旗折れそうな私の様な者には良い手助けになると思います。ブル
ーバックスの量子論、量子力学関連などの本はほとんど読んでいますが、この本が私にと
って最も役に立ちそうな本だと思います。(^^;
この本は、縦書きの読み物としてではなく、横書きにするだけで、以前書いた風間洋一著
「相対性理論入門講義」の様な、学部初級の入門編の教科書になるのではと思いました。
著者が推薦している図書で、「現代の量子力学上・下」 J.J.サクライ 著をまず上巻だけ、
早速購入してみました。(^^;
この本は序文には、米国では大学院1年生が対象と書いてありました。日本では必ずしも
そうではないようです。とりあえず第1章の「基礎概念」は読めそうですが、また積読に
ならなければ良いのですが。(^^;
禁断?の糸巻オーバーホール [クラシックギター]
私の1972年製河野8号は、この前サドルを調整して良い感じになりました。ナットは6弦
の腹から指板までが、直尺の目分量で約1.1~1.2mm”くらい”でした。今のところ調整の必
要を感じません。弦高の問題が一段落したので、次はかねてより問題だと思っていた、ペグ
のギシギシ音です。調弦が非常に鬱陶しい状態でした。
そこで、H.W.Hillのペグコンポジションを買ってみました。ヴァイオリンなどの弦楽器用
ですが、当たり前ですが、ギターにも使えるとネット上に書かれていた人がいました。
タミヤのグリスです。模型用ですが、これも当たり前ですが、ギターのギヤーにも使える
と書いていた人がいましたので、ついでに買ってみました。大昔買ったグリスが底をつき
そうなので、クレ556で行こうと思っていました。ギアに直接噴射はしたくないので、
綿棒を室内で新聞紙の上に置いてクレ556を噴射すると、臭いと言って家内にひどく
叱られました。(^^;
仕方なくグリス状の物を探していました。ミニ4駆のギヤ用ですので、潤滑性能は文句ない
でしょう。(現代ギターなどでも、一応”ギター用”グリスは売ってはいるのですが)
ペグコンポジションを塗るためには、糸巻の木ネジを外して糸巻全体を取り外さないと
いけません。経験が無いので、恐る恐る取り外しました。
綺麗に各部の”掃除”をしてやって、コンポジションを軽く塗布しました。木ネジの穴も
爪楊枝でちゃんと埋め直して、取り付けてやりました。工作が不器用な私でもなんとか
できました。今回木ネジと穴の状態を見て、以前応急処置でボンドで埋めただけでは不
十分だったことも分かりました。(^^;
調弦がギシギシせずに滑らかになりました。音質も少し良くなった気がするのは気のせい
でしょうか。弦高調整と、今回のオーバーホールを通じて、新品の弦を張ってやりたくな
る程度には、この河野を復活させられたと思います。(^^;
見た目では変わりが無いので、以前の写真です。(^^;
バリオス フリア・フロリダ(舟歌) [クラシックギター]
Julia FloridaはJuliaが女性の名前で、Floridaがスペインの花祭りの意味だとネットに
書かれている人がいました。まあ、「花の様に美しいフリア」というような意味でしょう。
私の下の全音のベニーテス版では「舟歌」としか書いてありません。(^^;
確か学生時代、聖子先生のプロのお弟子さんだったと思いますが、どこかで弾いていたの
を思い出します。いい曲だなと思ってから、半世紀が経ってしまいました。20年くらい前
に少し練習してみたのですが、その時は何故かピンと来るものが無かった様に記憶してい
ます。当時はまだ南米の作曲家に「アレルギー」も少しあった様な気がします。(^^;
ワルツ3番、4番、フリア・フロリダがまとめて載っているので、ベニーテス版との運指の
参考に鈴木大介版の「バリオス傑作選」を今回購入してみました。「バリオス選集1」は
現代ギター社にはもう無いようでした。
運指の違いはさほど感じませんが、下の譜例の様に、ベニーテス版は一拍目をバスとして
付点四分音符で始めているのに対して、鈴木大介版の様に八分音符で始めている違いがあ
りました。後もほぼ同様ですが。(鈴木大介版は少し鈴木大介氏の手が加わっているのか
も知れませんが)ベニーテス版の音形が全体を支配する方が、「舟歌」の雰囲気がより感
じられます。鈴木大介版「フリア・フロリダ(舟歌)」は「フリア嬢?」に捧げるために
「舟歌」の雰囲気を薄くして、メロディーが引き立つ「編曲」だと思います。どちらが良
いかは、弾く人の好みでしょう。
音楽的にはベニーテス版の「舟歌」の方が私は優れていると感じます。
このバリオスの「舟歌」は、タンスマンの「カヴァティーナ組曲」の「舟歌」と並ぶ名曲だ
と感じております。タンスマンは「舟歌」を表現するために、明瞭に付点八分、十六分、八
分としています。バリオスの「舟歌」は冒頭のバス音の付点四分音符と次の八分音符の間
に、バス音に乗って絶妙な”間”を奏者によって作れます。ギタリストでもあるバリオスは、
この様な効果を計算していたのではないかと思います。
(以上は、あくまで私の浅薄な知識と音楽観によるものです。悪しからず。(^^; )
鈴木大介版 バリオス「フリア・フロリダ(舟歌)」
ベニーテス版 バリオス「舟歌」
ジガンテ版 タンスマン「カヴァティーナ組曲」より「舟歌」
以前は、バリオスと言えば「大聖堂」しか頭になかったのですが、今回改めてバリオスの
ワルツ3番、4番に触れてみて、そして、この「フリア・フロリダ」or「舟歌」も心が安ら
ぐ,優れたギター曲であると私は感じました。
「マリ・フロリダ」として真理ちゃんに捧げようと思います。ただし、ベニーテス版の
「舟歌」を練習します。甘ったるくなり過ぎずに、音楽的に美しく弾くのはなかなか難
しいですが、ここ数日集中的に練習してみましたが、この曲は何とかなりそうです。
所詮、私の手慰み程度での話ではありますが。(^^;
動機不純ですが、最近はこのぐらいのことを思わないと、なかなか練習に集中出来ませ
ん。(^^;
(写真はちっちゃい私さんの所から勝手にお借りしました)
天地真理 「とび出せ!真理ちゃん」 ゲスト 宍戸錠 大谷淳 湯原昌幸 フィンガーファイブ 谷啓 鶴間エリ 岸部四郎 [日記]
今回は「イワンのばか」前編でした。
あの白いセーターのマークは何なのでしょうか。(^^;
(写真は全て他からお借りしました)(順不同です)
4//20追加;西城秀樹との雑誌の対談の時のセーターと同じです。西城秀樹が広島出身なの
で広島カープなのでしょう。この情報は他の天地真理ファンの方のブログに載っていまし
た。(^^;
天地真理 ♡私の好きな1枚 その31 [日記]
ファンの方が加工した写真の様ですが、横顔の真理ちゃんの表情が素晴らしいです。
(^^;
(写真は他からお借りしました)
サバレス クリエイション カンティーガ プレミアム ノーマルテンション M510MRP [クラシックギター]
このところ、プロアルテで練習していたのですが、少し飽きて来たので、クリエイション
カンティーガに戻してみました。何か低音弦が物足りなく感じます。そこで、このセット
の低音弦だけカンティーガ プレミアムになったセットを購入してみました。大変低音弦
と高音弦のバランスが良くなった感じがします。サバレスのこの高音弦は私には魅力的な
音質、音色です。これまで低音弦が高音弦に少し負けているような感じがしていました。
私のベラスケスに良く合ったセットだと思います。
勿論、練習と割り切って弾いている時はオールマイティーなプロアルテで十分ですが。
弦高調整 [クラシックギター]
銀座山野楽器本店のwebに書いてあったのですが、現在の桜井・河野や桜井は6弦4.0~4.2
mm、1弦3.0~3.2mmの弦高になっているそうです。これを、6弦3.8mm、1弦2.8mmと
するスペアのサドルを新品購入者の「希望者」には販売するそうです。
私の昔の河野と現在の桜井・河野とはもう別物でしょうが、この3.8mmと2.8mmの数値
を目安に削ってみることにしました。
240番の紙やすりであっという間に約0.4mmは削れてしまいました。2000番で仕上げまし
た。サドルの下がった分(0.4mm近辺)を12フレットの弦高に換算すると、小数点以下2桁
目を四捨五入で計算上丁度、6弦が3.8mm、1弦が2.8mmになっているはずです。
数値よりも自分で弾いた感じが大切なので、早速調弦し直して弾いてみました。
マヌエル・ベラスケスから河野に持ち替えた時のハイポジションの違和感がなくなりまし
た。また音質も予想通り少し柔らかくなり、落ち着いた音になったと思います。今回のこ
の河野の弦高調整は「成功」と言えると思います。Enriqueさんのノギスの利用方法がきっ
かけとなり、河野のナットとサドルを数年前に自分で取り換えて以来、気になっていたこと
が解消できました。Enriqueさんには感謝いたします。(^^;
満身創痍の1972年製河野7号ですが、時々弾いてやっても良い状態になったと思います。
マヌエル・ベラスケスのおさがりの弦ばかり張っているので、今度新品の弦を張ってやろう
と思います。(^^;
ノギス買ってみました [クラシックギター]
Enriqueさんがギターの弦高調整に使用例を示されていたので、私も購入してみました。
以前、私の1972年製の河野の7号のナットとサドルを取り換えました。直尺の定規では目が
痛くなりました。現在、気持ち後少し弦高を調整したいのでアマゾンでデジタルノギスを購
入してみました。
私には中古のギターを買って、自分で調整するなどと言う趣味はありませんので、使い道が
限られてしまいます。オーディオアンプを作る時に、部品などの寸法を一々データシートを
探さなくても現物を計れるので便利だと思いました。定規でもさほど問題はないのですが、
凸凹した部品などには良いと思います。と、無理やり使い道を考えております。(^^;
カートリッジとシェル、シェルとアームなどの調整にも使えそうです。(^^;
私の大学合格祝いに買ってもらった1972年製河野7号を測定してみました。この河野は
学生時代、勉強もせずに弾きまくっていた愛着のある楽器です。満身創痍ですが、時々
ちゃんとしたコンディションで弾いてやりたいのです。
昔は強すぎるタッチでこの河野を弾いていましたが、もうこの河野を弾いても柔らかい
タッチで弾けるようになりました。悪い弾き方を「忘れてしまった」のでしょう。(^^;
Enriqueさんのやり方に習って、デプスゲージで弦の背からフレットの背までを測り、
外径ゲージで弦の直径も測って引き算します。デプスゲージでの計測は、弦に弾力がある
のでもの凄くデリケートです。3回計測して平均値の小数点以下2桁目を四捨五入しまし
た。私の河野の現在の12フレットは、偶然かも知れませんが、6弦は4.0mm、1弦は3.0
mmでした。以前直尺とにらめっこをしながら削ったのが報われました。しかし、今はこ
れでは微妙に高いと感じているので、どれだけ調整するのかもう少し考えてから削るつも
りです。
これまでは、1mm単位の直尺しかないので、大まかに少しずつ削りながら12フレットの
弦高を何度も測っていました。大変面倒な作業です。
精密に測れるノギスを購入したので、以下の考え方で削ってみる事にしました。
ナットと弦の腹との接点からブリッジに、フレットのほんの僅か上空を通る垂線を引き、
弦の腹の線を斜辺とし、ブリッジの一部とで直角三角形を考えます。そうすると、12フレ
ットの上空の部分が中点になりますので、ブリッジの直角三角形の一部となった部分の長
さと、中点を連結した部分の比は2:1になります。
ブリッジを0.2mm削れば12フレットの弦高(直角三角形の斜辺の中点)は半分の0.1mm
下がることになります。比を考えているので、弦長が660mmでも650mmでも同じことで
す。ネット上でも2:1の結果だけは出ているので、多分この考え方は合っていると思いま
すが。(^^;
固体のブリッジを削って外径ゲージで測るだけで良いので、簡単です。最後に12フレットの
実際の弦高は、デプスゲージで確認しとけば良いと思います。