天地真理 「矢車草」 [音楽]
1976年4月発売。真理ちゃんのシングル曲の中でも名曲の一つと言って良いでしょう。
ただ、イントロなどの「編曲」は私は好ましいとは思えませんが。「私は天地真理」の
ライブ録音のアンコールでギター伴奏だけで歌う「矢車草」は、真理ちゃんの歌唱力を
如実に表していると思います。こんなに歌える人がどうして・・・と思ってしまいます。
同じシングル曲が2枚のアルバムに入っているのは、珍しいと思います。

1976年6月発売。ライブ録音の「矢車草」が2つ入っています。

1976年12月発売。「矢車草」が入っています。

天地真理 「夕陽のスケッチ」 [音楽]
1975年12月発売。現代では30歳くらいまで「アイドル」をやっている人も多いですが、
当時の真理ちゃんはもう24歳でした。当時の私のイメージでも「女の子」と言うにはは
ばかられる年齢だったと思います。(^^;
レコードのジャケットの写真でも明らかなように、「大人の歌手」にイメージチェンジを
しようとしたのだと思います。この「夕陽のスケッチ」は、私は真理ちゃんの歌唱法には
そぐわない曲だと思っています。つぶやくような感じではなく、声を前に出せる曲の方が
良いと思っています。曲の良し悪しではなく、真理ちゃんの声質や歌い方に合った曲をプ
ロデュースすべきだったのではないでしょうか。有名な作詞家、作曲家の曲でも、歌手の
個性に合わなければヒットはしないでしょう。50年前の事とは言え、残念です。(^^;

上のシングルと、下のアルバムで「アイドル天地真理」を卒業しようと、当時のナベプロ
やCBSソニーは考えたのでしょう。
下のアルバムにはシングル曲以外で、真理ちゃんに合う曲、良い曲が載っています。例えば
「レイン・ステイション」をシングル化したら、おそらく事態は変わっていたかもしれませ
ん。(^^;

ケンプのベートーヴェン [音楽]
ケンプの事は大分以前にも少し書きました。学生時代来日公演を聴きに行って、ピアノ
の音色の美しさに感動したのを思い出します。その透明な音の響きは、私のピアノに対
するイメージが大きく変えられたのは言うまでもありません。レコードではあの音は聴
けないと思い込んで、レコードは買っていませんでした。
下は、後に知人から頂いた廉価版?のレコードです。(^^;
とりあえず、一番上の「悲愴」「月光」「情熱」のポピュラーなソナタを聴いてみました。
これ等のレコードは多分頂いてから初めて聴く事になります。
研ぎ澄まされた感性で一音一音奏でて行く演奏は、冷たさではなく人間の息遣いを感じま
す。これが、ベートーヴェンがこのソナタで表現したかった「音楽」だと思わされる演奏
です。(^^;
(写真は他からお借りしました)

以下は、また改めて書くつもりです。(^^;


天地真理 「さよならこんにちは」 [音楽]
1975年9月発売。1975年12月発売のアルバム「小さな人生」A面の最後にも入ってい
ます。「小さな人生」は当時卒業間近の私は、真理ちゃんのアルバムを買うのもこれで
最後かなと思っていました。このアルバムのA面1~2曲目は「一枚の写真」と「レイン
・ステイション」の曲が入っています。私は真理ちゃんがレコーディングした曲の中で
名曲中の名曲だと思っています。どうしてシングル化しなかったのかと疑問に思ってい
ます。「さよならこんにちは」はこれらの名曲と並べると少しかすんでしまいます。
否定するわけではありませんが。シングルジャケットの写真は好きです。(^^;


天地真理 「初めての涙」 [音楽]
1975年5月発売。「君よ知るや南の国」のミュージカル公演に合わせて「愛のアルバム」
から約1か月後の、これまでで最速の発売でした。
ミュージカルの中の曲なので、真理ちゃんはややドラマチックに歌い上げています。下の
「夜のヒットスタジオ」の録画の歌唱は、素晴らしいの一言でしか表せません。(^^;

「夜のヒットスタジオ」で「初めての涙」を歌う真理ちゃんです。


天地真理 「愛のアルバム」 [音楽]
1975年4月1日発売でした。私は当時もうこの辺の曲を聴いた記憶がありません。そして
、当時「小さな人生」と同時に買った「天地真理ヒット曲全集」に入っている事も忘れてい
ました。数年前YouTubeで「夜のヒットスタジオ」で歌う真理ちゃんの映像を見たのが、こ
の曲を認識した最初だと思います。下の「夜のヒットスタジオ」の画像を見れば、誰が見て
も「大人の歌手天地真理」でしょう。短調で始まりサビで長調に転調するので、さほど寂し
い曲だとは思いません。当時の私から見れば、1歳しか違わないのにもっと年上のお姉さん
になってしまった気がしたでしょう。(^^;

夜のヒットスタジオで「愛のアルバム」を歌う真理ちゃん。

天地真理 「木枯らしの舗道」 [音楽]
1974年12月10日発売でした。この曲は、ヒット曲全集以外のオリジナルアルバム等には
入りませんでした。「想い出のセレナーデ」に続いてマイナー(短調)の曲です。
真理ちゃんのイメージチェンジを図ろうとしたのでしょうか。私などは大人の曲が何故マイ
ナーなのかと思ってしまいますが、当時のCBSソニーやナベプロに何か考えがあったのでし
ょうか。それともたまたま山上路夫氏の歌詞がマイナー向きの内容だったので、森田公一氏
が歌詞に合わせてマイナーで作曲したのでしょうか。良く分かりませんが。(^^;
私には、この曲辺りから真理ちゃんの大人の歌手化への迷走が始まった様に感じています。
また、人々の関心も山口百恵などへ移って行ったのでしょう。

新しく出た「ラブ・イン・ブルー」のレコードにも入っているので、今日的にい見れば
大変良い曲と言えるのでしょう。

イ・ムジチの「四季」三題 [音楽]
下は、学生時代購入したミケルッチ盤です。オケ部の友人からアーヨ盤を進められていた
のですが、近所のレコード屋にはミケルッチ盤しか無かったのでこれを買いました。
歯切れよく躍動感あふれるミケルッチ盤に対し、アーヨ盤は優雅で流麗な演奏です。
スパダーノの録画は、これらのレコードとは少し違いますが好感の持てる演奏だと思いま
す。いずれの演奏も「四季」を違う角度から曲の良さを十分に聴かせてくれます。
(画像は全て他からお借りしました)


下は、頂き物のアーヨ盤で、中央公論社・世界の名曲の1枚です。


下は数年前の来日公演を録画しました。


天地真理 「想い出のセレナーデ」 [音楽]
1974年9月発売の、真理ちゃん最後の紅白出場曲ですが、オリジナルアルバムは出ません
でした。アルバムは1974年6月の「恋と海とTシャツと/恋人たちの港」から1975年12月
の「小さな人生」まで1年半の間何故かアルバムが出ませんでした。しかし、1974年12月
の「天地真理オン・ステージ」にライブ録音で入りました。私は、当時「オン・ステージ」
を買っていなかったので、これに入っている事を知りませんでした。(^^;
少し寂しい曲ですが、真理ちゃんの歌唱力で聴きごたえのある曲になっていると思います。
紅白は見ていたと思いますが、レコードは1975年11月発売の「天地真理ヒット曲全集」は
当時購入していたので聴いていました。シングルレコードは数年前にヤフオクで入手しまし
た。(^^;

天地真理 「恋と海とTシャツと」 [音楽]
私には、「恋する夏の日」の「海」版の様な曲の印象が当時ありました。(^^;
「恋する夏の日」の二番煎じの感じはぬぐえません。とは言っても真理ちゃんらしい良い
曲だと思います。(^^;


下は、「アタック!真理ちゃん」の番組でこの曲を歌っている真理ちゃんです。衛生劇場
で観れると思ったのですが・・・。(^^;
