シモンズ 「恋人もいないのに」 [音楽]
この前ちっちゃい私さんがシモンズのCDの事を書いておられました。下のレコードは
1973年頃に買った物です。やはり「恋人もいないのに」が強烈な印象として残ってい
ます。シモンズの独特な歌の世界は、今日でも十分に鑑賞に耐えうると思います。
当時天地真理のファーストアルバムは買っていなかったので、天地真理も歌っていると
は知りませんでした。恥かしながら、数年前ヤフオクでファーストアルバムを入手して
初めて天地真理がカバーした「恋人もいないのに」を聴いた次第です。天地真理の録音
は一人二役で、2パートを重ね録音した物だと思いますが。(^^;
私はシモンズを思い出すと、ベッツィ&クリスも思い出します。「白い色は恋人の色」など
の曲を思い出します。残念ながらベッツィ&クリスのレコードは持っていません。(^^;
(写真は他からお借りしました)
機会があればベッツィ&クリスのレコードも入手してみたいと思っています。(^^;
ヴィッキーの「恋は水色」、ベッツィ&クリスの「白い色は恋人の色」、天地真理の
「水色の恋」と恋に色が付いた曲が多かったと思います。(^^;
天地真理 「夏を忘れた海」 [音楽]
1979年ファンクラブ限定非売品シングル。この曲は、真理ちゃんにとって、何か特別な
意味があるのでしょうか。このレコードの存在を知ったのはごく最近です。曲としては、
下のギフトパックを当時買っていたので知っていました。(^^;
「70年代の天地真理」ファンとしては、この曲以降の事を書くのは少し寂しい気がします。
当時多くの人が「夏を忘れた海」ならぬ「天地真理を忘れたファン」となって行ったので
しょう。そして今日「天地真理を思い出した老人」が増えて来たように思います。(^^;
1972年12月発売のこのアルバムに「夏を忘れた海」は初めて登場します。
1973年11月発売のギフトパックにも入っています。
1974年12月と1976年6月発売の、下の2つのライブ録音盤にも入っています。
天地真理 「夢ほのぼの」 [音楽]
1976年12月発売。この曲になるともう当時聴いた記憶がありません。テレビドラマの挿
入歌ですが、この番組も記憶がありません。
マイナー(短調)の曲で、NHKの「みんなのうた」に出て来そうな曲です。元祖アイドル
天地真理ではなく、大人の歌手天地真理が歌っていると思えば、聴きごたえのある良い曲
だと思います。
アルバム「童話作家」にも入っています。
天地真理 「愛の渚」 [音楽]
1976年7月発売。加山雄三の「お嫁においで」に対する「応答ソング」だという事を、何
かで読んだことがあります。真理ちゃんは上手に歌っているので文句はありません。しかし
、「お嫁においで」から「愛の渚」まで約10年を経ています。私としては企画倒れとしか
言いようがありません。この曲の意味や良さが分かるのは、ある程度の年齢で「お嫁におい
で」を聴いたことがある人ではないかと思います。(^^;
偉そうなことを書いていますが、私は当時この曲は飲み屋の有線から流れてくるのをチラッ
と聴いただけです。リアルタイムで聴いた記憶がある、真理ちゃんの最後の曲でした。
ちゃんとこの曲を聴いたのはヤフオクでレコードを入手してからです。(^^;
下のアルバムにも入っています。
アシュケナージのラフマニノフ [音楽]
ラフマニノフ 「ピアノ協奏曲第2番」ピアノ ウラディーミル・アシュケナージ アンドレ
・プレヴィン指揮ロンドン交響楽団。学生時代に購入したレコードです。
オケ部の友人がラフマニノフの2番はいいよと教えてくれたので買ってみたのです。
当時、クラシック音楽初心者の私はラフマニノフって誰?というレベルでした。(^^;
アシュケナージの端正なピアノと、「マイ・フェア・レディ」等の映画音楽も手掛ける
アンドレ・プレヴィンがこの甘美な曲をロマンティックに奏でています。下宿で自作の
真空管アンプで聴いた最初の印象は、チャイコフスキーの1番より私好みの曲だと思った
事を思い出します。
このレコードは、大学の近くのレコード屋で偶然手にしたもので、アシュケナージの名前
も何か聴いたことがある程度でした。それより、ロンドン盤のレコードは音が良いと思って
いたので、このレコードにしたのでした。大変お粗末な経緯で購入したレコードですが、
今でもよく聴いています。
(写真は他からお借りしました)
このレコードの裏面のパガニーニの主題による狂詩曲を聴いた時、あれ?「君といつまで
も」の出だしによく似ている部分がある。と、いう事を以前も書きました。真偽は定かでは
ありませんが、弾厚作(加山雄三)はこの曲からヒントを得たのではないかと、今でも思っ
ています。(^^;
天地真理 「矢車草」 [音楽]
1976年4月発売。真理ちゃんのシングル曲の中でも名曲の一つと言って良いでしょう。
ただ、イントロなどの「編曲」は私は好ましいとは思えませんが。「私は天地真理」の
ライブ録音のアンコールでギター伴奏だけで歌う「矢車草」は、真理ちゃんの歌唱力を
如実に表していると思います。こんなに歌える人がどうして・・・と思ってしまいます。
同じシングル曲が2枚のアルバムに入っているのは、珍しいと思います。
1976年6月発売。ライブ録音の「矢車草」が2つ入っています。
1976年12月発売。「矢車草」が入っています。
天地真理 「夕陽のスケッチ」 [音楽]
1975年12月発売。現代では30歳くらいまで「アイドル」をやっている人も多いですが、
当時の真理ちゃんはもう24歳でした。当時の私のイメージでも「女の子」と言うにはは
ばかられる年齢だったと思います。(^^;
レコードのジャケットの写真でも明らかなように、「大人の歌手」にイメージチェンジを
しようとしたのだと思います。この「夕陽のスケッチ」は、私は真理ちゃんの歌唱法には
そぐわない曲だと思っています。つぶやくような感じではなく、声を前に出せる曲の方が
良いと思っています。曲の良し悪しではなく、真理ちゃんの声質や歌い方に合った曲をプ
ロデュースすべきだったのではないでしょうか。有名な作詞家、作曲家の曲でも、歌手の
個性に合わなければヒットはしないでしょう。50年前の事とは言え、残念です。(^^;
上のシングルと、下のアルバムで「アイドル天地真理」を卒業しようと、当時のナベプロ
やCBSソニーは考えたのでしょう。
下のアルバムにはシングル曲以外で、真理ちゃんに合う曲、良い曲が載っています。例えば
「レイン・ステイション」をシングル化したら、おそらく事態は変わっていたかもしれませ
ん。(^^;
ケンプのベートーヴェン [音楽]
ケンプの事は大分以前にも少し書きました。学生時代来日公演を聴きに行って、ピアノ
の音色の美しさに感動したのを思い出します。その透明な音の響きは、私のピアノに対
するイメージが大きく変えられたのは言うまでもありません。レコードではあの音は聴
けないと思い込んで、レコードは買っていませんでした。
下は、後に知人から頂いた廉価版?のレコードです。(^^;
とりあえず、一番上の「悲愴」「月光」「情熱」のポピュラーなソナタを聴いてみました。
これ等のレコードは多分頂いてから初めて聴く事になります。
研ぎ澄まされた感性で一音一音奏でて行く演奏は、冷たさではなく人間の息遣いを感じま
す。これが、ベートーヴェンがこのソナタで表現したかった「音楽」だと思わされる演奏
です。(^^;
(写真は他からお借りしました)
以下は、また改めて書くつもりです。(^^;
天地真理 「さよならこんにちは」 [音楽]
1975年9月発売。1975年12月発売のアルバム「小さな人生」A面の最後にも入ってい
ます。「小さな人生」は当時卒業間近の私は、真理ちゃんのアルバムを買うのもこれで
最後かなと思っていました。このアルバムのA面1~2曲目は「一枚の写真」と「レイン
・ステイション」の曲が入っています。私は真理ちゃんがレコーディングした曲の中で
名曲中の名曲だと思っています。どうしてシングル化しなかったのかと疑問に思ってい
ます。「さよならこんにちは」はこれらの名曲と並べると少しかすんでしまいます。
否定するわけではありませんが。シングルジャケットの写真は好きです。(^^;
天地真理 「初めての涙」 [音楽]
1975年5月発売。「君よ知るや南の国」のミュージカル公演に合わせて「愛のアルバム」
から約1か月後の、これまでで最速の発売でした。
ミュージカルの中の曲なので、真理ちゃんはややドラマチックに歌い上げています。下の
「夜のヒットスタジオ」の録画の歌唱は、素晴らしいの一言でしか表せません。(^^;
「夜のヒットスタジオ」で「初めての涙」を歌う真理ちゃんです。