自作1石MCヘッドアンプで聴く 天地真理のレコード [オーディオ]
この前書いた1個10円の2SC1815GRのヘッドアンプです。この前の回路図より、入力と出
力のカップリングコンデンサを200μFと43μFに増量しています。また電源のコンデンサも
手持ちの物で約10000μFに増量しました。電源の容量はもっと増やしたいのですがケースの
中にスペースがもう有りません。(^^;
電源コンデンサの増量は音のエネルギー感が増加します。小容量のフイルムコンもパラって
あります。負荷の47kΩはアムトランスのAMRG0.75W抵抗に付け替えました。
あと、一番下に書きましたが、入力抵抗値を元の回路の220Ωから490Ωに変えてあります。
昇圧トランスTKS-27の時に感じていた、左右チャネルの微妙な違和感が無くなり、自然な
ステレオ音場になったと思います。おそらく、これまでは左右のトランスの微妙な特性の差
が、悪さをしていたのではと思っています。
パイプオルガンの低音が一層それらしくなりました。低音がちゃんとすれば、高音も自然と
良くなります。(^^;
このMCヘッドアンプの元の回路を出された方には大変感謝しております。(^^;
DL-103がこれまでになくスッキリとした音を出しています。(^^;
試聴は何時もの通り、真理ちゃんのファーストアルバムから順次発売順にアルバムを片っ
端から聴いて行きます。天地真理の歌声の「実在感」が一層リアルに感じるとしか言いよ
うがありません。私はこれまで昇圧トランスしか使った事が無かったので、一体これまで
何をやって来たんだろうというくらい、このMCヘッドアンプには思い知らされました。
(^^;
もうちょっとで、レコードの中で歌っている真理ちゃんに手が届きそうです。と、思い込
みが激しい天地真理病老人の独り言です。悪しからず。(^^;
尚、DL-103の負荷抵抗となる220Ωは、490Ωに変更しました。使用したトランジスタの
hFEが実測約260なので、エミッタ抵抗47Ω×260≒12kΩがトランジスタの入力インピーダ
ンスとなるので490Ω//12kΩ≒470Ωと計算しました。470Ωはトランス負荷の場合のDL-
103の最適負荷インピーダンスでした。トランスのインピーダンス470Ωと直流抵抗470Ω
は意味は違いますが、遊び心です。(^^;
ちなみに、DL-103の説明書には、抵抗負荷の場合は「100Ω以上」としか書いてありませ
ん。なので、メーカー製のMCヘッドアンプは100Ωの物が多いようです。