2SC1815 1石MCヘッドアンプまとめ [オーディオ]
電源のコンデンサを最終的に20000μFまで増やしました。この状態で、入力の抵抗は
(DL-103の負荷抵抗)、参考にした元の回路図の220Ωに戻ししました。470Ωだと音
が固くなり、120Ωだと柔らかくなりすぎの感じがしました。元の回路図を作られた方は
音を良く聴いて決定されたのだと思います。
電源の20000μFが効いているのだと思いますが、ステップアップトランスを通した音と
は異なりストレートに音が出てくる感じです。10円のトランジスタ2SC1815恐るべしと
は思いますが、私はコンデンサの音を聴いている気がします。(^^;
一方、タムラTKS-27を2次100kΩ負荷を付けて、1次を300Ω端子に300Ω負荷として、
DL-103をつないでやります。1次160kΩ負荷で300Ω端子を470Ωとして使った時より
音の固さが取れて良い感じになります。デンオンのステップアップトランスAU-320よ
りは数段良いと思います。今回作った1石MCヘッドアンプと比べると、やはりTKS-27
は少しですがトランス臭さを感じます。しかし、好みの差程度の違いなので、私として
はどちらも捨てがたいと思います。
尚、デンオンのDL-103は針圧2.50gで使っています。シェル、アームへの取り付けの水平垂
直はもとより、インサイドフォースキャンセラーの調整もしっかりと行ってあります。
また、使用した電解コンデンサーは半分ぐらい東進工業のオーディオ用16V耐圧で、残りは
一般品です。
抵抗はタクマンのオーディオ用 REX 1/4Wを使用しました。また電解コンデンサには小容量
のフィルムコンデンサをパラってあります。
長年使っていた、AU-320に納得が行かず、TKS-27をステップアップトランスとして工夫し
て使ってみて、音は良いのですが、微妙なトランス臭さに迷っていました。ならばと、作っ
てみた1石MCヘッドアンプでした。一応大成功だったと思います。(^^;
このアンプの製作記事を、ブログに書かれた方に感謝しています。この方はオーディオマニ
アではなく、ハムのマニアの方の様です。アマチュア無線の方の電子回路に関する知識、技
術には何時も敬服しています。(^^;