延命工作 [オーディオ]
Win7のダイナブックが、もう4年も前に画面と本体の間のヒンジが折れてしまい、キーが
かなりの数接触不良になったので、Win10のLAVIEに買い替えました。しかしキー以外は
問題なく動くので、今回思い付きでエレコムの安いUSBキーボードを買って延命工作をし
ました。アマゾンで999円でした。(^^;
(写真は全て他からお借りしました)
efuさんのWaveGeneから信号を出し、UA-3FXでアナログにして自作の真空管アンプ等に
入れて中華製のキットのオシロで波形を見る様なことをしています。ラックスキットのハ
ードの発振器も持っていますが、UA-3FX出力の方が高域の信号が綺麗に安定して出ます。
現在常用のLAVIEでも同様な事は出来るのですが、この壊れかけのダイナブックは作業机
のそばに置いてあるので便利に使えます。(^^;
Win7用のキャノンのプリンターも楽譜のコピーにしか使えなくなっていたのが、復活
です。残っていたインクが有効に使えます。
私以外の人には、大変つまらない話でしたが。(^^;
トーレンス TD-521 メンテナンス [オーディオ]
最近レコードをかけると、キュッキュッというような音がするようになりました。どこか
壊れたのかと慌ててしまいました。
写真は、私のTD-521とほとんど同型機のTD-520です。
(写真は全て他からお借りしました)
ベルトが滑っているのかと思い、下のナガオカブランドと同規格の以前買ったノーブラン
ドのベルトに交換してみましたが異音は治まりませんでした。トーレンス純正品はもうバ
カ高くて手が出ません。B-27の規格であれば代替えとして十分に使用できます。今後は
このナガオカブランドのベルトを買い置きしておくつもりです。
TD-521のターンテーブルを外した写真です。
下は、プーリー部分を分解した写真です。
プーリーが滑っているのかと思い、思い切って下の写真と同じ様に分解してみました。
下の小さな丸い真鍮の部品が、モーターの軸の回転をプーリーに伝えるクラッチ板の様な
物です。フエルトが貼ってあるのですが、これがすり減ってスリップしている可能性があ
るので、張り替えました。これも、異音は治まりませんでした。
かなりの重さのスタビライザーを使っているので、フローティング・サスペンションの
バネが少し伸びたか縮んだかして、ターンテーブルーが擦っていると最終的に分かりま
した。
オヤイデ STB-MSX
元々ターンテーブルはスレスレの高さで、その内再調整しようと思ってほったらかして
いたのでした。(^^;
フローティング部分の高さを、付属の専用の工具で少し上げて擦らないようにしました。
もっと早く気が付けばよかったのですが、思い込みが先行してしまい、最も単純な原因
を見落としていました。(^^;
思わぬメンテナンス作業になってしまいました。ベルトの交換や、フエルトの張り替えは
その内やらないといけないと思っていたので、結果的には良かったのかも知れません。
(^^;
富士通 ロータリースイッチ 121B R.sch176a [オーディオ]
1971年製富士通の1段2回路6接点のロータリースイッチをヤフオクで買ってみました。
自作のヘッドフォンアンプで使っている、富士通の2段2回路6接点の1段だけ使用のロータ
リースイッチが度々接触不良を起こすので代替えを探していました。接点の酸化や汚れの
問題ではなく、バネが弱くなっている様でした。
今回ヤフオクで購入した物も50年も前の物ですが、倉庫に死蔵されていた新品という事で使
えそうだと思いました。また、現在使用の物と同シリーズなので、アンプのパネルへの取り
付けが両サイドの小さなビスで止めるのが同様で、シャフトの長さも同じなので加工が要ら
ないことが魅力でした。
以前作った自作の12AU7差動PPヘッドフォンアンプは、オーディオテクニカのヘッドフォン
ATH-R70Xのインピーダンス470Ωを繋ぐために、タムラA-4734のライン出力トランスの
300Ω端子を利用しています。その他、色々切り替えられるようにロータリースイッチを3個
使っています。
(写真は他からお借りしました)
現物は見た目は大変良い状態でした。50年前の物とは思えずちょっと感動しました。
箱も製造年月もスタンプしてあり、乾燥剤も入っていました。当時のこの様な部品に
対する考え方がうかがい知れます。
これから、洗浄して接触抵抗などをチェックするつもりです。(^^;
ワルターのブラームス [オーディオ]
私はブラームスの交響曲では第1番が大変気に入っています。学生時代にはカール・ベーム
指揮のウィーン・フィルでブラームスのこの1番をNHKホールで聴きました。しかし、私は
ワルターの下のレコードの演奏が今も昔も最も好きです。(^^;
この前ワルターのレコードの、ベートーヴェンの運命の事を書いた時、日本コロムビア盤の
方が音が良いと書きました。しかし、良いという意味は下記のような事があるからです。
CBSソニー盤と、今回購入したCBSコロムビア(日本コロムビア)盤を比べてみると、同じ
音源なのに、一聴してCBSソニー盤の方が周波数レンジ、ダイナミックレンジ、チャンネル
セパレーショなどオーディオ的、HiFi的には遥かに優れています。
しかし、日本コロムビア盤は私には何か懐かしい音質?で、安心して音楽が聴ける様な気が
します。(日本コロムビア盤は時代を遡るので、おそらくウエストレックス社のカッティン
グマシンで真空管アンプドライブだと思いますが)
私が子供の頃父が購入したステレオで、初めてステレオ録音を聴いたのが日本コロムビア盤
のワルターの田園でした。「うわ~凄い」と思ったのを覚えています。この音が私の深層心
理の奥深くに残っているからでしょうか。(^^;
(写真は全て他からお借りしました)
下は、今回購入した日本コロムビア盤です。
下は、学生時代購入したCBSソニーのノイマンのSX68MARKⅡ盤です。ソニー自社開発
の1kW出力のトランジスタアンプでドライブされている様です。
ケンコーSTV-120M WSAマイクロスコープ買ってみました [オーディオ]
私はこれまでカートリッジの針の観察は下のMIZARのルーペでやっていました。しかし、
今回針先の摩耗も見てみたいと思い、120倍のマイクロスコープを買ってみました。
カンチレバーに触らない様に針先を視界に入れるのが大変ですが、何とか上方からは見る
事が出来ました。最大ズームで下のDL-103LCⅡの写真くらいの大きさで見えました。
スマホアダプターで写真も撮れるのですが、葉っぱの様な扁平な物は撮りやすいですが、
立体的なカートリッジの針先を撮るにはスタンドに固定するなどしないと無理です。
しかし、見えるのは良いのですが、未使用時の針先の形状の写真がないので、どのくらい
摩耗、変形しているのかは分かりませんでした。私の数百時間は使っているはずの3個のカ
ートリッジの針先を見ましたが、「常識的に見て?」摩耗、変形は「感じられません?」で
した。一方で、収穫もありました。これまでルーペで見ながら、オーディオテクニカのスタ
イラスクリーナーで「シュシュ」と掃除をしてきました。このマイクロスコープで見るとダ
イヤモンドチップに3個のどれもに微小なゴミがへばり付いていました。丁寧に何度もクリ
ーナーで掃除を繰り返すと、ピッカピカのダイヤモンドの指輪の様に綺麗になりました。
この状態でレコードをかけてみると、アレ?と思うほど音が良くなった「気」がしました。
(^^;
下はヤフオクに出ていたDL-103の針の写真です。
下はヤフオクに出ていたDL-103LCⅡの写真です。
ナガオカMP-110衝動買いしました [オーディオ]
私はこれまでナガオカの製品を失礼ながら少々小ばかにしておりました。反省しており
ます。(^^;
色々調べているうちに、このMP-110は値段の割に大変良さそうだと感じました。早速
サウンドハウスで購入してみました。思った以上に良かったと思います。
以前買った、シュアーのM97xと比べても、私のポンコツの耳では好みの差程度の違いに
しか感じません。(^^;
MP-110の取扱説明書には150~200時間で針の摩耗が進むので、針を交換しろと書いて
ありました。特にダイヤモンド針の専門メーカーが言っている事なので、他の手持ちの
カートリッジも含めて、私が死ぬまで持つのか心配になりました。(^^;
私はこれまで「相当長く持つ」はずだと「何の根拠もなく」思い込んでいました。
しかしちゃんと調べてみると、1000時間使用後の針先の先端の写真が出ていましたが、
かなり丸まっていました。ビニールとダイヤモンドの摩擦でも、長時間の摩擦によって
確かにダイヤモンド針の摩耗は起きると認識せざるを得ません。(^^;
さらに、JICOによると丸針で約200時間、楕円針で約150時間だそうです。
摩耗した針は、針飛びや音のビビりが出るそうです。しかし、まだ私はこの様な現象は
経験したことはありません。長く使っているカートリッジでは、少し高域の周波数特性
が悪くなって来ている様な「気がした」ことはあります。
ネット上ではマニアの人が、1000時間くらい使ってきたが問題なく今も使えているなど
と言っている人もいます。(^^;
DL-103LCⅡ [オーディオ]
学生時代から使っていた、パイオニアのプレーヤーPL-1200にデンオンのDL-103を付けて
レコードを聴いていました。まだ実家に居た1985年に、アクリルカバーを外して使ってい
たプレーヤーに母がハタキをかけてしまいました。見事にDL-103の針が飛んで無くなって
いました。(^^;
(写真は全て他からお借りしました)
パイオニアPL-1200
仕方が無いので、DL-103を買い直そうと思ったのですが、1985年は日本コロムビア創立
75周年で、創立記念の限定でDL-103LCが発売されました。コイルの電線がLC-OFCとなっ
たのでDL-103より良さそうだと思い買いました。
下はトーレンスTD-520です。スイッチが1つ多いだけで見かけはTD-521と同じです。
その後、プレーヤーもトーレンスのTD-521に買い替えました。約10年前に針先の沈み具合
が少し気になって、DL-103の新品を購入するまでは常用でDL-103LCを使っていました。
DL-103LCは壊れている訳では無いのでまだちゃんと動作はしています。
最近自作の2SC1815ヘッドアンプやTKS-27昇圧トランスを色々試しているうちに、DL-
103LCも久しぶりにじっくりと聴きました。DL-103LCの方がDL-103より私好みの音質だ
と感じました。
DL103LCが評判が良かったので、翌年以降通常製品化されたDL-103LCⅡを、今回ヤフオク
で幸運にもかなり程度の良い物が、ほどほどの値段で落札できました。
DL-103LC/LCⅡはDL-103と比べると、弦楽器のデリケートな響きがより感じられるのは私
だけでしょうか。(^^;
今回入手したDL-103LCⅡは手持ちのシェルのオルトフォンSH-4/Bに付けてやりました。
このシェルは数年前に購入したのですが、最近ではどこも品切れです。もう買えないので
しょうか。大変気に入っているのでもう1個くらい買っておきたかったのですが。(^^;
マリア・カラス様ごめんなさい [オーディオ]
このレコードは、昨年ヤフオクで買ってからあまり聴いていませんでした。ステレオ芸術
推薦と書かれている割には、音質に今一つ納得が行かない感じがしていました。
今回垂直トラッキング角の調整をしたら、カラスのDVDやCDは何枚か持っているのですが
、それらをしのぐ真に迫ったカラスの歌声が聴けました。(微妙な違いですが)
デンオンDL-103 針圧2.50gとタムラTKS-27で聴いてみました。
電子天秤 買ってみました [オーディオ]
カートリッジをアームに付け替える時の目安に、カートリッジ+シェルの重さを測るために
買ってみました。アマゾンで895円でした。(^^;
電子針圧計の校正用の重りなど手持ちの重りを色々測ってみましたが、かなりちゃんとした
精度があると感じました。当たりだったようです。(^^;
最近、垂直トラッキング角を意識してレコード盤に針を落とした状態でシェルの背が水平に
なるようにアームの高さをあらためて調整しました。昔適当に調整しただけでした。これま
でラテラルバランスやインサイドフォースキャンセラーなど横方向の調整はしっかりとやっ
て来ましたが、縦方向を忘れていました。SMEのアームの説明書にも書いてあるのにおろそ
かにしていました。この調整によりカートリッジの本来の性能の音質が聴けるようになった
と感じています。(^^;
トーレンスTD-521 同型機 (写真は他からお借りしました)
今私の持っている4個のカートリッジは、シェルに取り付けた状態でアームとの接触端子の
中心から針先が接する面までの垂直距離は偶然10mm~11mmなので、アームの長さを考
えれば誤差は0.2°~0.3°程度です。という事で、11mmのカートリッジで針圧をかけてア
ームの高さを調整して水平を取っています。この様な調整で、カートリッジの針がレコード
の音溝に対して縦方向の適正な角度でトレースできるようになる様です。
これは、私のトーレンスTD-521の様にターンテーブルにSME等の任意のアームを取り付け
た場合の話です。一般のアーム、カートリッジが初めから付いている様なプレーヤーでは気
にする必要はないと思います。(^^;
以下は単なる忘備録です。悪しからず。
オヤイデHS-CF+デンオンDL-103 約21g
デンオンPCL-7+デンオンDL-103LC 約19g
SME S2-R+シュアー M97x 約16g
パイオニアPL-1200付属シェル+オーディオテクニカAT7V 約15g
デンオンはデノンが最近は正しいのですが、私は「デンオン」の方が好きです。(^^;
先人の知恵 [オーディオ]
以前、MCステップアップトランスとして使っているタムラTKS-27について、1次300Ω
端子で2次160kΩ負荷が良いなどと書いてしまいました。また2SC1815MCヘッドアンプ
も半年以上聞いてきました。しかし、いずれも音質に少し違和感を感じる様になりました。
(9/10追加;悪いという意味ではありません)結局今はTKS-27の2次オープンに戻して
聴いています。9/26;また1次300Ω、2次160kΩに戻しました。迷走していますが、これ
が最も「普通の音」に感じます。
無帰還トランス結合の直熱型真空管アンプでジャズとバロックをこよなく愛した、故佐久間
駿氏です。1978年頃の写真の様です。私はこの頃だったと思いますが、車で館山のレスト
ラン「コンコルド」に行きました。無線と実験誌の佐久間駿氏の製作記事を見て、是非聴い
てみたくなったのです。
「コンンコルド」で名物と言われたハンバーグを食べながら、シゲティのシャコンヌの
レコードをかけてもらいました。スピーカーはローサー(ラウザー)のモノラル構成だっ
たと思います。アンプはその頃無線と実験誌に出されたアンプのどれかだったと思います。
記憶がもう曖昧です。(^^;
モノラルの古いレコードですが、シゲティの演奏が朗々と店内に響いたのを覚えています。
その後も沢山の製作記事を出されました。「佐久間式」アンプと呼ばれるようになりまし
た。またDL-102やDL-103をタムラのトランスで、2次オープンで使用していました。
今回つくづく思いましたが、佐久間氏は記事の中で理論的な説明はほとんど書かれないの
で、何故2次オープンが良いのか未だに私は良く分かっていません。著書「失われた音を
求めて」のタイトル通り理屈はさておき、ノウハウを積み重ねてひすら良い音でレコード
が聴ければ良いと言うタイプの人の様でした。
DL-103でTKS-27を使う時は、今回あらためて2次オープンの「佐久間式」が優れている
と思いました。
デンオンのAU-320はDL-103の出力インピーダンス40Ωに対し470Ωで受けていますが、
TKS-27の2次オープンでは1次は数kΩで受けていることになります。この辺の事は今後
色々と考えてみたいと思います。