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ポンセの「ワルツ」の楽譜 [クラシックギター]

アルカサールは譜面には手を加えず、運指のみ書いたと言っています。後半の終結部の最

後から2小節目の1拍目のバスの音が、「アルカサール版」は「ミ」になっています。

「セゴビア版」は「レ」です。Enriqueさんの「原典版」は「ラ」です。

「アルカサール版」前半の終結部の同じところは二分音符の「レ」となっていますので問題

は無いのですが、後半も常識的には「ラ」か「レ」だと思います。しかし最近ひょっとする

と「ミ」も有かな?と思い始めました。ただし、理屈としては「ミ」は付点二分音符では弾

けません。少なくとも、ここは「ラ」や「レ」であればEnriqueさんの原典版の様に二分音

符であるべきです。「ミ」であれば四分音符にしなければ弾けません。誤植の可能性が高い

とは思いますが、私には確かめる術がないので、楽しんで「ラ」や「レ」や「ミ」で弾いて

おります。多分、二分音符の「ラ」が一番可能性が高いとは思っていますが。(^^;

(譜例はEnriqueさんのブログから勝手にお借りしました。)

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無題2.jpg

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               アルカサール版終結部

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