天地真理はどちらが良い音?「真空管vs半導体アンプ」 [オーディオ]
私が20世紀の電子工学科の学生だった頃、私が定年になって年金をもらう21世紀には、
もう真空管など無くなって、半導体のオーディオ装置で原音に近い音で聴けるように
なっているだろうと思っていました。(^^;
下の写真は、私の現在のデスクトップシステムです。
(写真は全て他からお借りしました)
ソニーの大昔(20年くらい前)のミニコンポのスピーカー
旧三栄無線キット6BX7シングルアンプ。SA-523です。出力3W
安くて音が良いとアマゾンで評判だったので少し昔に買ったLepai LP-2020A+という
C級動作のICアンプです。出力20W。
結論を言うと、真空管アンプの勝ちです。やはり、未だに比べると半導体アンプの音は
薄っぺらいです。UR22mkllになって24bit/192kHzで聴けるようになって違いが一層
鮮明に感じます。単独で半導体アンプを聴いている分にはさほど感じませんが。(^^;
何故真空管アンプの方が良いのかは、私には未だに解っていません。(^^;
私の天地真理にはまだまだ真空管アンプが似合います。(^^;
天地真理はけしてお嬢様の可愛子ちゃん歌手ではなかった [音楽]
私の持っているアルバムの中で、「空いっぱいの幸せ」にある、「銀座ひとりぼっち」を
聴けば天地真理の発声の技術(歌い方、声の出し方)の凄さが良くわかります。
(写真は全て他からお借りしました)
このアルバムの最初の曲が「空いっぱいの幸せ」で、テレビ映像でも振り付け付きで
「可愛い真理ちゃん」モード(^^;で歌っている曲です。
この次が「銀座ひとりぼっち」です。見事な曲の対比をとった配列だと思います。
歌詞後半の部分
1番 ♪今夜 おそくまで 手紙をきっと書くわ
2番 ♪少し 淋しいと 一人で待ってるわ (歌詞の記載は「淋しいけど」です)
3番 ♪傘を さしかけて あなたと帰りたいの
赤で示した音は天地真理の音域としてはかなり高い音になりますが、少しオーバーな言い方
ですが、まるで男性のテノールの歌手が最高音を出すときのような気張った発声をし
ています。オペラなら「大向うをうならせる」様な声の出し方です。特に1~2番の「わ」
や3番の「の」部分は素晴らしいと思います。
天地真理は学校でちゃんと声楽を学んでいたことが良くわかります。ただのアイドル歌手で
はこんな声は絶対出せません。(^^;
しかも、破綻なくよくコントロールされた声です。天地真理はどんな表情でこんな声を
出していたのだろうと、私は大変気になります。(^^;
「あの頃は、次から次に沢山の曲を歌ったので大変だったのよ」と思っているのでは
ないでしょうか。勝手な想像ですが。(^^;
天地真理は必ずしもファルセットだけで歌ってはいない [音楽]
天地真理はいわゆる「ファルセット」の発声法を使っているとされています。では天地真理
の歌はファルセットだけで歌われたのでしょうか。私はファルセットを中心としているとは
思いますが、歌の表現に合った色々な音色や声質をうまく取り入れて、天地真理の歌は
歌われていると思います。
(写真は全て他からお借りしました)
「ひとりじゃないの」を1例として分析してみます。
楽譜通りA♭で歌っているとして
♪ ひとりじゃないって すてきなことね ♪
♪ ふたりでゆくって すてきなことね ♪
などのところの て のE♭の音や ね のFの音は声帯をビリビリと振動させた声です。
これはファルセットとは明らかに違う発声だと感じます。いわゆるサビの部分で、力強さ
が必要なところで見事に声質を変えて表現しています。全体としてもこの曲の味わいにも
なっていると思います。また音程が低めの曲なのでほかの所も全部を必ずしもファルセット
で歌っているとは言えない感じがします。(いわゆるソプラノの頭声と言われる声)
ただし、私には天地真理のファルセットの発声方法が今ひとつ理解できていないので
間違っているかもしれませんが.....。(^^;
天地真理は発声方法はよくわかりませんが、何種類かの音色の声を曲想等に合わせて使い
分けていると思います。これが、私が何回聴いても飽きない理由の1つのような気が
します。(^^;
天地真理の都市伝説「レコードにお化けの声が出る?」再検証 [音楽]
天地真理のアルバム「恋する夏の日」の「渚の誓い」に4月ころに「レコードにお化けの
声がでる」を書きました。しかしそれからあれは本当にノイズだったのかと疑問が湧いて
きました。私にはどうしても「人の声」ではないかと気になりはじめました。
そこで、通常のボリュームよりかなり大きな音にしてヘッドフォンでデジタル化した
レコードの音を何度も聞いてみました。
(写真は全て他からお借りしました)
「♪あなたが〜」「???」「砂浜に〜♪」「おっきく」と、あなたがの後は聞き取れ
ませんが、砂浜にの後ははっきりと聞き取れます。男の声で音量を指示している様に
聞こえます。曲の場所的にも出ておかしくない場所です。私にはノイズとは思えなくなり
ました。
通常のボリュームだとノイズのように感じます。人の声だとすると、声の主は馬飼野俊一
氏か誰かでしょうか。
ひょっとすると、この話は昔からファンの間では知られていたことなのかもしれませんが
私としては、ずっと謎でした。(^^;
単なるレコード会社のミスなのか、ファンサービス?なのかはわかりませんが、天地真理
の他のレコードでは同様なものは無かったと思います。
この写真は天地真理のお化けではありません。(^^;
私は以前より、失礼ながら天地真理は「美人」ではないと言っておりましたが、この画像で
見る限り輪郭は「美人」といっても良いと思います。(^^;
天地真理最後のオリジナルアルバム「童話作家」のこと [音楽]
大変寂しいことですが、「童話作家」が天地真理のアルバムでオリジナル曲が入った
最後の物になりました。このアルバムが発売された昭和51年12月頃は、私はサラリーマン
になっており、毎晩飲み歩き、下手な麻雀で先輩にカモられておりました。(^^;
天地真理も自然と卒業しておりました。ですから、このアルバムは記憶がありません。
(写真は全て他からお借りしました)
今回YouTubeでこのアルバムの全曲をダウンロードして、聴いてみました。このLPのB面
は、シングルのA、B面の曲になっているので、A面の曲を中心に何度も聴いてみました。
天地真理の歌い方が、全体にかなり従来よりソフトな柔らかい発声をしており、また
繊細な「細い」声も使っています。歌い方に技巧的な面が見られます。私の感じだけ
ですが、「二月の風景」は良い曲だと思いますが、天地真理としては歌いにくい曲の様に
思います。私としては「返信」が印象深いです。天地真理が「おかあさん」と優しく歌って
いるのが、歌詞の内容とは関係ありませんが今年90才の私の母を連想してしまいます。
それぞれの曲は天地真理ワールドを私に十分に堪能させてくれます。
しかし、このアルバム全体を見ると、25才の天地真理を一体何処へ向かわせようとして
いるのか、よくわかりません。
わずか1年前の「小さな人生」であれ程はっきりと大人の歌手を目指したのに....。(^^;
私の天地真理は白黒映像だった [日記]
私の学生時代の下宿には、実家がカラーテレビに買い換えたので白黒テレビが余って
いたので持って来たテレビがありました。つまり、普段は白黒テレビで天地真理を見て
いました。(^^;
ですから、下の写真のような天地真理がしっくりきます。
(写真は全て他からお借りしました)
勿論、近くの食堂や、実家に帰ったとき等はカラーでした。なのでカラー映像の天地真理は
あまり記憶にありません。(^^;
写真などはレコードのジャケットくらいしか見たことはありません。レコードですら
天地真理の写真が恥ずかしいと思いながら買っていた私は、芸能雑誌などは買った
ことはありません。いくら天地真理が載っているからといって、そんな軟弱なものを
買うという考えが全くなかったのです。(^^;
本当は、天地真理に片思いしているのを、お店の人にさとられるのが恥ずかしかった
だけです。自意識過剰でした。(^^;
現在は、今日なお熱心なファンの方々と、インターネットのおかげで、この年(老人)
になって多くの映像や画像が見られる様になったことに、遅きに失しますが感謝している
次第です。(^^;
私は、多分天地真理ファンの中ではかなりのへそ曲がりの変なファンだと思います。
(^^;
UR22mkIIの仕様について [オーディオ]
閑話休題
UR22mkIIの使い方でアマゾンのカスタマーレビューで問題点が指摘されているので、
DTMではない私の使い方の範囲で私の考え方を書いてみます。
1.ヘッドフォンの音が小さい⇒インピーダンスが高いヘッドフォン対応になっている
様です。1.5mW40Ωとなっています。この表記を見て適合するヘッドフォンが
わかる人はいるのでしょうか。私はわかりませんでした。でも私のソニー
MDR-CD900STは問題なく使えました。多分1.5mWはミスプリントでしょう。
また、音量はMIXボリュームの位置でも変わります。
2.INPUTのボリュームを絞りきっても音が出ている。⇒少し出ています。MIXボリューム
が真ん中くらいだと出ています。DTMでは困ることもあるのかもしれませんが、私の
使い方の範囲では支障はありません。ただ、このことが説明書等に一応書いてはあり
ますが、また使ってみればわかることなのですが、購入前の人にもわかりやすい説明が
もう少し必要だと思います。(^^;
私の様にA/D、D/A変換が目的の使い方であれば全く問題なく使えると思います。
DTMで使う人は、特にアナログとデジタルを同時に使いたい人はよく仕様を調べて買う
必要はあると思います。
それにしても、最近のデジタル機器の取説は不親切というより不十分な記載が多いと
思います。これは、このスタインバーグ社のものだけでなく、私の使っているマランツ
のアンプや、パナソニックのDIGAにも少し不満があります。(^^;
私の天地真理病は単なるノスタルジーなのでしょうか [日記]
このブログを天地真理一色にしてしまってから早くも半年になろうとしています。
この半世紀近く前のモノクロの古めかしい画像の様に、忘却の彼方にあった一人の女性歌手
天地真理が、私の前に蘇ったのは何故でしょうか。
(写真は全て他からお借りしました)
勿論、懐かしさというものが無いわけではありません。しかしそれだけでは今回2度目の
私の天地真理病は理解できません。一つだけ言えるのは、当時はシングルで発売された
ヒット曲ばかりに注目していましたが、今は天地真理のアルバム曲のオリジナル曲や
カバー曲に対して私が若い頃には感じなかった歌の良さ、上手さがわかってきたことに
あると思います。
今は、鮮明に蘇った天地真理の歌声に魅了され続けています。
QuickTimeを使えば簡単だった [オーディオ]
これまではWindows Media PlayerでYouTubeからダウンロードしたものを再生して
いました。Media Playerは24bit/44.1kHzまでしか再生できないようです。
UR22mkIIの付属のDTMソフトCubase AI9がWAVやmp4のファイルをQuickTime
フォーマットでないと読み込めないので、急遽QuickTimeをインストールしました。
QuickTimeはYoutubeをダウンロードしたmp4を再生するとき出力が24bit/192kHzを
指定できるので、UR22mkIIに入力されて、24bit/192kHzをDAコンバートされ
ヘッドフォンやラインアウトに出力できます。UA-3FXの時ではできなかったことです。
これで、QuickTimeで再生すればPCとUR22mkIIでYouTubeの天地真理の映像と
125kbpsや192kbpsの音声を9216kbpsにハイレゾ化して、映像とともに音声も聴く
ことができます。
映像とともに天地真理ワールドの歌声に浸ることができます。
「あなた」に見る天地真理的歌唱法の秘密 [音楽]
天地真理の「歌い方」に関して、以前から色々と考察してきました。今回は違う角度から
考えてみます。
ファルセットと言われる声の質、発声法、ビブラートなどだけでなく天地真理の爽やかな
歌い方には他にも特徴があると思っています。
簡単に言えば楽譜通りに、歌詞をハキハキと発音していることです。言葉尻をきちんと
消音して次の音にかぶらないように歌っています。
この辺がクリアで爽やかな歌声の基本になっていると思います。
歌詞的に言えば句読点となる音の間が大変よいと思います。
(写真は全て他からお借りしました)
「あなた」の本家の小坂明子の歌い方と比べてみれば良くわかります。小坂明子の方
はベタっと言葉のお尻を引きずる様な歌い方です。これが小坂明子の個性的な歌い方
で悪いと言いたいわけではありません。一方天地真理は歌詞を引きずることなく言葉と
言葉の間の「間」をとって明瞭な発音でクリアな歌い方になっています。ファルセット
と言われる天地真理特有の発声方法にこれらの特徴が合わさって「天地真理」のクリア
で爽やかな歌が出来上がっているのだと思います。これは極端な例でしたが他の曲でも
同様だと思います。
天地真理ワールドはこうして「ファルセット」だけでなく、音符の長さや間の取り方、
歌詞の言葉尻の処理の仕方も「天地真理的歌い方」によって作り上げられているのだと
思います。
「あら!!、またこの人私の歌のことで訳のわからないへ理屈をこねてるわ!!。
私の歌い方に秘密なんかありません。ありのままを聴いてくださいね」
と、また叱られそうですね。(^^;